特集 新しい新幹線を創り出す技術
Ⅰ 高速鉄道における技術の進化 ~東海道新幹線の高速化と超電導リニアによる中央新幹線~
1. 東海道新幹線の高速化の歩み
新幹線の高速化は巻頭言でも述べたように、車両技術の開発によってのみ成されるものではないが、東海道新幹線の高速化を車両の変遷とともに追ってみたい。1992年、東海旅客鉄道(株)(以下、当社)は300系新幹線車両によって270km/h 運転を開始し、東京~新大阪間の所要時間が30分短縮されて2時間30分となった。その後、1999年には300系の後継車として700系を投入した。2003年10月には、新幹線品川駅が開業し、同時に全ての編成が70km/h で走行可能な300系、700系車両に置き換わることによって、従来の「ひかり」中心から「のぞみ」中心の輸送体系となった。この利便性、輸送能力向上の効果は大きく、以降、ビジネス、観光ともに、輸送量は着実な伸びを示している。
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【表紙の絵】
「アレルギー物質がパパッとわかるメガネ」&「モニターロボ」
伊藤 心くん(当時9 歳)
このメガネはウエアラブルコンピューターメガネの未来型で、食物アレルギーがある人のために作られました。
メガネの横の黄色い部分から赤外線が出るので、物質の持つ波長のちがいから、中に入っている物質がわかります。
そのデータをロボットに通信してモニターロボに結果を表示します。
事前に自分のアレルギー物質を登録しておけば、食べられるかどうか瞬時に判断できます。
ぼくはナッツアレルギーですが、このケーキはOK マークが出たので食べることができます。
*作者の伊藤 心くんは2016年7月15~17日開催の「口笛世界大会2016 ジュニアの部」で優勝しました。
http://whistling.jp/wwc/wwc2016/wwc2016-results
http://www.akita-u.ac.jp/honbu/event/item.cgi?pro6&849