技術のみちのり ~日本機械学会賞受賞技術の開発物語~
アスベストが見えるカメラ 東急建設(株)
カメラの仕組み
建材中のアスベストは目で見ても、どこに含まれているのかわからない。
2013年に東急建設(株)技術研究所は「アスベストが見えるカメラ」を開発した。近赤外光で照らした建材を近赤外カメラで撮影すると、コンピュータが画像を瞬時に解析して、アスベストが含まれている箇所を、赤や黄色の点でモニターに表示するのだ。
今までにも近赤外光を使ってアスベストを検出する市販の製品はあったが、1回に調べられるのはわずかな面積でしかなかった。しかし、今回は約20×16cm の面積をたったの4秒ほどで調べられる。しかもカメラで撮影して実際に画像を見ることができる技術は世界初である。
キーワード:技術のみちのり
【表紙の絵】
「ハッピーハッピーマシーン」
中村 遼くん(当時5 歳)
作者のコメント:
人の心を傷つける人や、けんかばかりする人をハッピーハッピーマシーンが吸い
とってくれて、心のきれいな人に産まれかわらせてくれるよ。
みんなが幸せになってほしいな。