日本機械学会サイト

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2017/1 Vol.120

【表紙の絵】
「ハッピーハッピーマシーン」
中村 遼くん(当時5 歳)
作者のコメント:
人の心を傷つける人や、けんかばかりする人をハッピーハッピーマシーンが吸い
とってくれて、心のきれいな人に産まれかわらせてくれるよ。
みんなが幸せになってほしいな。

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特集 夢未来マップ ~日本機械学会が目指すもの~

「若手の会」年次大会奮戦記

なぜ若手の会は設立されたのか

 創立120年の歴史ある日本機械学会は今、大きな問題を抱えている。近年、40歳以下の会員が激減しているのだ。これは学会の将来にかかわる重要な問題である。彼らを惹きつける、魅力的な学会にするにはどうすればいいのだろうか?
若者の心をつかむには、若者にまかせるのが得策である。そこで、機械学会はさまざまな企業から9人の若手技術者を選出し、2015年7月、「若手の会」を設立した。彼らの使命は機械学会を若者にとって魅力あるものにして、若手会員を増やすことである。さっそく彼らの腕試しが始まった。
2016年7月、福岡の九州大学に「若手の会」メンバーたちが集まった。若手と言っても、30代・40代の企業中堅の精鋭たちである。「でも心は若いから」と北は言う。日立製作所の研究員である北は、「若手の会」の委員長だ。色白でやさしそうだが、太い眉が意志の強さを暗示していて、人をまとめ引っぱっていくには適材のように見える人物である。今回は九州大学で年次大会が開かれるため、下見と打ち合わせに来ているのだ。1年に一度の機械学会最大のフェスティバルである年次大会では、多くの発表や講演、ワークショップが行われ、毎年約2000人が集まる。この中の一部の企画と運営を「若手の会」が任されたのだ。責任は重大である。打ち合わせの冒頭で、北は言った。
「みんな、会社の仕事もあって大変だと思うけど、楽しみながらやりましょう」

「機械」の役割と、若者のニーズ

 若手会員の減少。これは何が原因なのだろう。

 「機械という分野は成熟してしまった。あまり新領域は見出せない分野なんだ」こういう考え方は、確かに存在する。
しかし、機械技術は社会の基盤を支えており、今後も取り組むべき課題は多く、機械技術に対する期待は変わらない。また一方で、「工学離れ」という問題もある。ずいぶん前から、日本では工学系学部を志望する学生が減少している。
話を機械学会に戻そう。北たちは「若手の会」の懇親会などで、この問題を討議した。北はこう考えた。「若い技術者がいないわけではないんだ。現に若い技術者が大勢いる学会もある。要するに若者から見て、機械学会は魅力がないんだ。」
こんな話が出た。「学生の時に機械学会に入っていても、企業に入った後、数年で抜けていく人が多い」という。つまり、企業の若者は自分の仕事で手一杯で、仕事の中で学会の必要性を感じられなければ退会していく、ということだ。
議論の結果、「若い企業技術者のニーズに答えていないことが、若者離れの主因では」との考えにほぼまとまった。
ならば、どうするか? 北たちは、若い技術者の声を直接聞くことにした。そして、その声に答えるイベントを、年次大会で実行することにした。活動の方向性は決まった。

「機械学会がないと困る」

 ところで、「若手の会」のメンバー自身は、機械学会の魅力をどう考えているのだろうか? 元々、彼らのほとんどは自ら手を上げてメンバーになったのでなく、上司から割り当てられてメンバーになったのだ。自らの希望ではなく、さらに会社の業務も忙しいのに、なぜ機械学会に力を注ぐのか?
東海旅客鉄道の西村が言う。「機械学会がなくなったら困るよ。機械学会は学ぶためのプラットホームなんだから」 西村の考えは、こうなる。機械学会は、研究成果を発表する場で、さまざまな研究者や技術者の成果を見ることができ、互いに技術を高めあえるし、新たな技術も生まれてくる。大げさに言えば、機械学会は人類が進歩していくのに必要不可欠な存在なのだ。多くの人が英知を分かちあえる場が機械学会なのだと。
「機械学会は先端分野を研究している研究者や技術者から、知識を得る大事な場だと思う。機械工学科卒で、仕事も機械分野の自分にとっては必要な学会なんだ」ときっぱりと話すのは東芝の阿部。彼は「若手の会」の副委員長だ。
ところで、「若手の会」メンバーは、みな機械技術者になって良かったと思っている。それについてはコマツの川元が熱く語っている。「機械の仕事は、やりがいがあるから面白い。自分が必要とされるべき場所はここなんだ、この仕事は自分の存在そのものなんだって感じる。僕は技術者という仕事に誇りを持っていますよ。」つまり、彼らが機械学会のために活動する根本的な理由は、機械が大好きということなのだ。だからこそ、絶対に、機械学会を盛り上げる!彼らからそんな意気込みを感じた。

九州大学・筑紫キャンパスにて。
大屋先生からレンズ風車の説明を受ける若手の会メンバー

「基礎」「ビジネス」「トレンド」がキーワード

 「若手の会」の当面の目標は、年次大会のイベント企画を成功させることである。年次大会の担当イベント(ワークショップと特別講演)を若者が興味を持つ内容にして、若者の集客を狙うのである。
北たちは、まず手始めに若手技術者に対するアンケート調査を実施した。「若手の会」メンバーの知り合い、それも入社して10年以内の若手約200人に、年次大会でどんなイベントを期待するか、アンケートを取った。すると、下の3点の要望が出てきた。

  1. 企業に入ると基礎学問が学べないので、「基礎力」を学びたい。
  2. 「ビジネス」に繋がる情報がほしい。
  3. 「新技術のトレンド」情報が聞きたい。

 まとめると、「基礎が学べて、ビジネスにつながる可能性がある新技術を、ワークショップ・講演で取り上げてほしい」ということになる。
では、この3点の要望を満たすワークショップや講演会は、どう作ればいいのだろう? そして、講演は、誰に頼めばいいのだろう。
また、ワークショップは、単なる講演だけでなく、実習的な作業もほしい。できれば、基礎講習→実習→応用講演というような流れも作りたい。
さらに、若者の興味を引きつけるインパクトもほしい。
こんなに難しい要求を満たす研究対象なんて、あるのだろうか?
北たちは頭を抱えた。
その答えは、意外に近いところにあった。年次大会が開かれる九州大学の中に、ぴったりなものを見つけることができたのだ。九州大学 応用力学研究所 風工学研究室の「レンズ風車」である。

ワークショップの内容は、「レンズ風車」

 「レンズ風車」とは、風力発電で、風車の周りにつばの付いた環の形の構造体を取り付けると、発電量が5倍にもなるというシステムだ。そして、この構造体は「風レンズ」と名付けられている。図のように風車に「風レンズ」を取り付けると、周りに渦ができ、内部の圧力が下がる。その結果、外から内部に空気がどんどん流れ込み、風車を回すのである。「レンズ風車」は音も静かなので、市街地にも建てられる。小型だが、いくつも組み合わせれば、大型風車には負けない電力を発電できるのだ。
先述の「若手の要望に答える」という点から検討すると、こうなる。

①新技術だが、原理はとてもシンプルで、流体力学の「基礎力」が学べる。
②そして、すでに大学のベンチャー企業として商品化しているので、「ビジネス」の話も聞ける。
③さらに、自然エネルギーを利用した発電は、まさに現在の「トレンド」にぴったりである。

 ここで彼らはもう1つアイデアを出した。それは「風レンズ」を3Dプリンタで作って、その実演風景を参加者に見せたらどうだろうというもの。しかも参加者がその場で「風レンズ」を設計するという企画だ。
今話題の3Dプリンタを使うと、それ見たさに人が集まるかもしれない。だが3Dプリンタで作成すると数十万円も費用がかかってしまう。そんな予算はない。そこで、3Dプリンタの出力を請け負うDMM.comに協力を依頼すると、幸運なことに快く今回の作業を引き受けてくれたのだ。だが、実現できないこともあった。「風レンズ」を作ることのできる3Dプリンタはとても大きいので、輸送するのも現地での調整も大変になる。さらに、「風レンズ」を実際にプリントするのにはかなり時間がかかることも分かった。そこで「風レンズ」は事前に3Dプリンタで作っておき、当日は卓上の小さな3Dプリンタを使い、ピンバッチ程度のごく小さな物の作成行程を見せることで我慢することになった。
レンズ風車という講演題材が見つかり、3Dプリンタの使用というプランが加わったことで、北たちのワークショップの構成は、次のようになった。

  1. 「基礎演習講座」では、材料力学と流体力学を学び、企業(日立と三菱)の従来型風車を紹介する。
  2. 「実習」では、下の2つを行う。
    ・3Dプリンタによるモノ作り紹介
    ・卓上デモ機を使用した風レンズデモ実験
  3. 最後の講演では、開発者の九州大学の大屋先生にレンズ風車の発明から事業展開までを話してもらう。この講演は一般人も参加できるようにする。

 九大キャンパスにはレンズ風車が立っていた。遠くからもよく見える。北たちが九大キャンパスに到着したのは、雲が晴れ、ちょうど陽が射してきたところだった。

九大筑紫キャンパスのレンズ風車。
風車の周りにある環が「風レンズ」だ。

レンズ風車のメカニズム

「風レンズ」をいくつも並べると、風を集める効果が高まる。
大屋先生いわく、「小は大を兼ねる」である。

講演者との打ち合わせ

 レンズ風車の開発者である九州大学応用力学研究所の大屋裕二先生は、とても面白い人だった。
「私は若者がどんなに突拍子もない意見を言っても、NO!と否定をしない。それは自由な発想を妨げることになるからね。とにかくやってみようと言うんだ。」だから、レンズ風車の開発の時も、研究室のみんなで意見を出し合い、いろいろチャレンジして進めたと話してくれた。「あまり文献を読みすぎると、常識にとらわれ頭が固くなる」とも助言してくれた。この部分が新技術を生み出すコツなのかもしれない。
講演の集客の話をすると、「風レンズが風を集めるように、お客を集めたいわけね」という感じで、打ち合わせの間中、若手の会メンバーの心を和らげようとして、楽しい語り口調で話を盛り上げてくれた。この先生なら、面白い講演が聞ける。来てくれた人は満足するにちがいない。そう確信できる人物だった。

3Dプリンタを使う理由は?

 大屋先生の研究室には、レンズ風車の仕組みを見せるためのデモ機がある。写真を見て欲しい。風車に風レンズを装着した時は、風車の回転が速くなり、発電量がかなりアップしているのがよくわかる。シンプルだが素晴らしい発明である。
年次大会では、このレンズ風車のデモ機を借りることになった。そして「風レンズ」を3Dプリンタで作る工程の説明をする。しかし、わざわざ3Dプリンタで作る必要があるのかという疑問もあった。北は大屋先生に助言を求めた。
「使う意味を持たせたいんです。3Dプリンタだとつなぎ目のないものを作れますよね。例えば3Dプリンタでしか作れない複雑な構造で、発電量がアップするものはできないでしょうか」
「うーん・・・。実は3Dプリンタで作ったこともあるんですよ。風レンズの形状の研究は、10年くらいやっているからね」と大屋先生。
発想を製品にするまで、考えられることは何でもやっている。そして、ようやく開発した発電効率の良い「風レンズ」は、画用紙でも作れる形状である。
しかし、3Dプリンタの実演は、参加者にとっては魅力的な実習となるのではと考え、実施することに決定した。

レンズ風車のデモ機。風レンズを取り付けると、電力がアップする。

左がレンズを外した状態。数字は4。右レンズを付けた状態。数字は23。

講演に人を集める

 どんなに講演が面白くても、人が来なければ何にもならない。集客は内容と同じくらい大事である。そして、集客はタイトルの出来ばえで決まると言っても過言ではない。中身が分からないので、人はタイトルだけで、面白いかどうかを判断するからだ。人々の興味を引くキャッチーなタイトルを考え出せるだろうか・・・。このタイトル作成作業は、技術者である「若手の会」メンバーには畑違いなので、ちょっとしたハードルになっていた。九大の行き帰りの電車の中で、北は吊り広告をしきりにながめている。広告は、キャッチコピーそのものだからだ。人を集めるには、遊び心満載のワクワクするタイトルが必要なのだ。

年次大会までのラストスパート

 九大から帰って来てから、北たちと大屋先生とのメールのやりとりが始まった。北たちは大屋先生との打合せで、スモークをたいて見えない風の流れを可視化する風洞実験装置も見せてもらっていた。実は北には、風レンズが風を呼び込む原理を説明されても、どうしても感覚的に理解できないところがあった。だが、風洞実験装置で実際に風レンズの周りの風の流れや渦を見た時、その仕組みが理解できたのだ。
「スゴイ!これを観客に見せられれば一発で仕組みがわかるぞ」
しかし、会場で風の流れを可視化するのは難しい。大屋先生から「会場で見せるのは無理」とのメールが来た。照明の下で白煙をたいてトライしてみたが、よく見えないというのだ。これについては、実験の様子を撮影した動画をモニターで見せることに決定した。
こうして準備は順調に進み、講演のチラシもできあがった。

「基礎力学からモノづくり、ビジネス展開までを一気に学ぶ!!」
苦労したが、分かりやすい、いいタイトルとなった。
ところが、年次大会の1週間前、北たちはピンチに陥った。企画の参加は事前予約制だが、1週間前の時点で申し込みが少ないのだ。メンバーの中から「広告が足りなかった」という反省の声も出た。結局、「若手の会」メンバーが知り合いに連絡をし、参加者を直接勧誘することとなった。

3Dプリンターで作った風レンズ(つばが脱着できるように作った)

風レンズのつばがないと、発電量が減る。

もう1つの「若手の会」企画~見えてきた問題点

 北たちの奮闘の一方、「若手の会」が担当するもう1つのイベントである基調講演の方でも、問題が起きていた。こちらは、副委員長の阿部が中心となって企画をしているが、講演会の講師の引き受け手がなかなか見つからないのだ。
講演テーマは「自動運転」。最初にメンバーたちからは「人工知能」と「自動運転」という意見があがったが、「自動運転」で2つの講演を企画することに決めた。人工知能を応用した技術の1つが自動運転なので、企業の若者は応用の方が興味を持つと考えたからだ。世界中の企業は今、自動運転の開発に力を注いでいる。Googleも参戦しているほど注目の話題なので、企業の若者は聞きたいはずだ。
「自動運転」の講演者は1人だけはすぐに見つかったが、あと1人は断られたりスケジュールが合わなかったりして、どうしても見つからない。そこで、もう1つの講演は当初、意見の出ていた「人工知能」で行くことにした。「人工知能」の講演候補者はいろいろいたが、1ヶ月で決めなければならない状況になっていたので、阿部の先輩に頼み、ようやく2人目の講演者が決まった。
川元が悔しそうに話してくれた。「自動運転の講演者を探す時、自分の会社にお願いしたけどダメだった。最先端の技術を公表しないことにより、ライバルメーカーとの競争を有利にする必要もある。どうしてもそこがジレンマになってしまう。」
さて、この特別講演は「風レンズ」とは異なり、事前申込制ではない。講演内容が基礎に特化しすぎるとそこに関心の高い専門の人しか集まらなかったり、内容が分かりにくかったりする。そこで今回は、まず興味を持ってもらうことを重視して、講師の方たちに応用事例をたくさん出してもらうようにお願いをした。企業の若者を学会に呼び込むのが目的なので、難しすぎないように初心者用に話しをしてほしいとも頼んだ。若者を呼び込むには、若者の視点からテーマを企画することが大事だ。だが、そういう内容の講演をするためには、いろいろな障害があることを、改めて確認する結果となった。新規性が高く、公開できる技術、そういうものは少ない。
今回のことで、阿部にはいろいろ見えてきたようだ。「ビジネスになりそうな、いろいろな技術が組み合わさったテーマを見つけて講演を企画するのが、「若手の会」の1つの位置づけなのかもしれない。年次大会は企業がアピールしたくなるような場に変えたい」と語った。

九州大学の入り口で、年次大会会場に向かう参加者。

大屋先生の「風レンズ」の講演。ジョーク満載で、聴衆を魅了。

年次大会が始まった

 九大での年次大会が始まった。1日目は北たちの「風レンズ」。参加者は40名ほどだった。最初に基礎演習として、日立製作所と三菱重工業の講師から材料力学と流体力学を学んだ。その後、2つのグループに分かれ、「3Dプリンタ実演」と「レンズ風車の卓上デモ実演」を体験した。人数が少なかったことが幸いし、3Dプリンタやデモ実験機を目の前でじっくり見ることができ、アットホームな感じで自由に質問もできた。結果的には、ちょうど良い参加人数となった。それに実演はとても好評だった。講演だけではなく実演をからめた企画はグッドアイデアだったのだ。そして最後に、全員で大屋先生の「風レンズ」についての講演を聞いた。大屋先生はいつもの楽しい口調で会場を盛り上げてくれた。大屋先生に引き受けてもらえたことは本当にラッキーだった。こうして北たちの企画は成功を収めた。
2日目は阿部たちの番だ。「自動運転&人工知能の最前線」と題した講演にどんどん人が集まり、若者から年配の人たちまでさまざまな世代の人でほぼ席が埋まった。阿部たちの読み通りになった。

レンズ風車の卓上デモ実演

若手の会リーダーに聞く

 「楽しかった!」イベント終了後、北は満面の笑顔だった。彼は、みんなで1つのものを作ることが好きなのだ。「若手の会では活発にたくさんの意見を出し合うから、自分の持ってないアイデアが出る。みんなでやる意味が分かるね。こういうボランティアはそれぞれの企業の損得ではないから、楽しいと感じないとできないよ。でも・・・」北はちょっと表情を固くして続けた。「でもね、このままでは長続きはしない。メリットになる何かが必要だと思う。若手の会の打ち合わせに出る時も、会社の了解を得なければならないので、会社にとってのメリットも考えなければならない。歴史ある機械学会を発展させるために、よく考えなければ。」
阿部の感想はというと、第一声が「まだ終わっていない」だった。
「テーマの選び方は良かったと思う。年次大会に来た若者たちがたくさんある講演の中から、これを選んだのだから。アプリケーションが世の中にどう役立つかを重視した発表だったから、自分の仕事にも参考になったと思う。それが今までの年次大会にはなかったところかな。」
そして、これから若手会員を増やすためにどんなことを考えているのかを、阿部が話してくれた。「企業の社員にとってメリットがあれば、学会に入る。その1つとして、オンラインのコンテンツを増やすべきだと思う。情報を得るための講演会や交流会の開催地はどうしても関東に集中してしまう。だから、地方にいる人がいかに機械学会の情報を取得できるようにするかが大事なんだ。イベントに参加できなくても、ホームページでイベントを見られるようにするんだ。これを機械学会の会員用コンテンツにすれば、会員が増えると思う。」
今後も、「若手の会」のメンバーから苦労話、達成感、反省点、いろいろな思いが聞けることだろう。いずれにしても、「風レンズ」が風を呼び込むように、「若手の会」が機械学会に新風を起こすことに期待しよう。

(取材・文 山田 ふしぎ)

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