日本機械学会サイト

2021/3 Vol.124

工部大学校の「機械学」教育機器(機械遺産第100号)

機構模型:てこクランク往復運動
年代未詳/真鍮、鉄、木製台座/H270, W365, D180(mm)/東京大学総合研究博物館所蔵
工科大学もしくは工学部の備品番号「工キ學ニ二一七」の木札付。台座裏面に「百四拾九」と墨書あり。本模型の年代は未詳であるが、東京大学総合研究博物館には工部大学校を示すプレート付きのものを含め、近代的な機械学教育のために明治期以降に導入された機構模型が現存する。
上野則宏撮影/東京大学総合研究博物館写真提供/インターメディアテク展示・収蔵
[東京大学総合研究博物館]

バックナンバー

特集 MaaSにより目指す社会とそれを支える次世代モビリティ技術< 電子情報通信学会 合同企画 >

MaaSによるモビリティの新たな展開

須田 義大(東京大学)

はじめに 近年の技術革新により、モビリティの世界においても大きな変革が進んできている。自動車産業においては、CASEと呼ばれる100年に一度ともよばれる変革が注目されている。すなわち、Connected(繋がるクルマ)、Autonomous(自動運転)、Share & S…Read More

特集 MaaSにより目指す社会とそれを支える次世代モビリティ技術< 電子情報通信学会 合同企画 >

MaaS(Mobility as a Service)の現状と展望

高柿 松之介〔(株)日本政策投資銀行〕

MaaS(Mobility as a Service)とは MaaS(Mobility as a Service)とは、欧州MaaS Allianceによれば「さまざまな種類の輸送サービスが需要に応じて利用できる単一のサービスに統合されたもの」とされている。当行では2018年11…Read More

特集 MaaSにより目指す社会とそれを支える次世代モビリティ技術< 電子情報通信学会 合同企画 >

都市交通を改革するMaaSへの期待

中村 文彦(横浜国立大学)

都市交通の課題 都市交通の課題は事故削減、環境改善、社会包摂などである 本稿では、都市交通計画の枠組みに基づいて、都市交通の課題を整理した上で、現在注目されているMaaSが、それらを解決し都市交通を変革していく可能性について整理する。 文献(1)にも示されているが、都市交通は都市…Read More

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交通不便地域におけるモビリティサービス“Mobility Blend®”

森川 高行(名古屋大学)

名古屋大学COIによる移動イノベーション研究 名古屋大学は、文部科学省/科学技術振興機構(JST)による産学官連携研究プロジェクトであるCOI(Center of Innovation)に採択され、2013年度から9年間の活動を行っている。この名古屋大学COI(以下、名大COI)…Read More

特集 MaaSにより目指す社会とそれを支える次世代モビリティ技術< 電子情報通信学会 合同企画 >

JR東日本が目指すMaaS

得永 諭一郎〔東日本旅客鉄道(株)〕

はじめに 「MaaS」は、最近では新聞紙上でも注釈なしに使われるほど一般化してきた。一方、ヘルシンキをはじめとする欧州モデルを単に日本に持ち込んだとしても、ユーザから賛同を得られるとは考えにくい。 では、「日本のMaaS」とはどのような形になるのだろうか。これを考えるうえで重要な…Read More

特集 MaaSにより目指す社会とそれを支える次世代モビリティ技術< 電子情報通信学会 合同企画 >

自動運転社会の実現に向けた学習型通信システム

岩井 孝法〔日本電気(株)〕

研究背景 多種多様なデバイスがネットワークに接続されるIoT(Internet of Things)の普及に伴い、医療・福祉、農業、監視、電力・エネルギー、自動車、ドローン、ロボットなどの様々な分野でネットワークを介した遠隔制御や協調動作する情報サービスの高度化が期待されている(…Read More

特集 MaaSにより目指す社会とそれを支える次世代モビリティ技術< 電子情報通信学会 合同企画 >

次世代ダイナミックマップ DM2.0(協調型自動運転に向けた情報通信プラットフォーム)

佐藤 健哉 (同志社大学)

自動運転の安全性向上のため各車両間でデータ共有 車両周辺を検知するセンサを搭載した安全運転支援システムや自動運転に関する研究開発が活発に行われており、レベル3の自動運転の商用化が間近である。通常は車両に搭載されたカメラやレーダといったセンサが利用されるが、見通しの悪い交差点など車…Read More

特集 MaaSにより目指す社会とそれを支える次世代モビリティ技術< 電子情報通信学会 合同企画 >

自動走行バスの社会実装に向けた取り組み

中野 公彦(東京大学)

はじめに 適応クルーズコントロール(ACC)、レーンキープアシスト(LKA)に代表される乗用車の自動運転技術は着実に進化している。運転支援という位置づけであるが、SAE(Society of Automotive Engineers) が定める運転の自動化レベル2(自動車の縦制御…Read More

特集 MaaSにより目指す社会とそれを支える次世代モビリティ技術< 電子情報通信学会 合同企画 >

船舶における自動運転実現に向けた技術開発の現状と課題

清水 悦郎(東京海洋大学)

はじめに 自動運航船とは? 自動車分野における自動運転技術の開発や、自動運転技術を搭載したバスや鉄道など他のモビリティと連携したモビリティサービスを提供しようというMaaSに関する取り組みも盛んになってきている。このような自動運転に関する技術開発は、近年、船舶分野においても国内外…Read More