巻頭言
はじめに - 短中期的技術としてのCCS
背景 2015年12月12日、数年間にわたる議論を経て、200に近い国々が持続可能な低炭素社会の実現のための行動と投資を加速させることに合意した。このパリ協定は2016年11月4日に発効し、2018年12月にポーランド・カトヴィツェにおいて開催されたCOP24において、運営のため…Read More
巻頭言
背景 2015年12月12日、数年間にわたる議論を経て、200に近い国々が持続可能な低炭素社会の実現のための行動と投資を加速させることに合意した。このパリ協定は2016年11月4日に発効し、2018年12月にポーランド・カトヴィツェにおいて開催されたCOP24において、運営のため…Read More
特集 二酸化炭素分離回収と貯留・固定および利用技術
はじめに 気候変動問題は国内外においてその対策の重要性が増してきている。二酸化炭素回収貯留(CCS)や二酸化炭素回収有効利用(CCU)技術(本稿では両者あわせて「CCUS」技術と呼ぶこととする)は気候変動緩和においてキーとなる技術として期待が寄せられている。一方で、気候変動に関す…Read More
特集 二酸化炭素分離回収と貯留・固定および利用技術
はじめに CCS(CO2 Capture and Storage、貯留ではなく、固定化のSequestrationを用いることもある)あるいはそれにUtilizationを加えたCCUSと称される技術は、国連開発計画のSDGs(Sustainable Development Go…Read More
特集 二酸化炭素分離回収と貯留・固定および利用技術
はじめに 一般的にCO2は、炭酸飲料や冷却用ドライアイス、溶接用シールドガスなどで幅広く使われ、化学工業分野では肥料やメタノールなどの原料として用いられている。また北米では、原油増産を目的としたEOR(Enhanced Oil Recovery)用途としてCO2が多く利用されてい…Read More
特集 二酸化炭素分離回収と貯留・固定および利用技術
地球温暖化対策としてのCO2地中貯留技術 国内CO2地中貯留は安全に20万tを達成した はじめに 北海道苫小牧市におけるCCS大規模実証試験は、2012〜2017年度は経済産業省、2018年度は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事…Read More
特集 二酸化炭素分離回収と貯留・固定および利用技術
はじめに 東芝エネルギーシステムズ(株)(以下、当社)は、火力発電所や産業分野において発生する排ガスに含まれる二酸化炭素(CO2)を分離回収して地中に隔離貯留するCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)を早期に実現し、地球温暖化抑制に寄与すべ…Read More
特集 二酸化炭素分離回収と貯留・固定および利用技術
バイオジェット燃料利用推進の枠組み バイオジェット燃料は、航空機運航における温室効果ガス(Greenhouse gas:以下、GHG)排出量の削減手段として期待されており、航空業界で導入推進が取組まれてきている。ICAO*1では2013年に、2020年以降のGHG排出の削減に関す…Read More
特集 二酸化炭素分離回収と貯留・固定および利用技術
はじめに コンクリート分野におけるCO2排出の現状と抑制対策 土木・建築分野に関わるCO2排出量は、セメント製造時や構造物に使われている鉄筋や鋼材などの製造時におけるCO2排出までカウントすると、全産業の約1/4を占めている(1)。したがって、コンクリート分野でのCO2削減は地球…Read More
【表紙の絵】
さがせ!タカラモノグラ
後藤 快 くん(当時7 歳)
タカラモノグラは化石や宝石をみつけるきかいです。
そうじゅうしているぼくは、きょうりゅうの化石やキラキラしている宝石をみつけようとわくわくしています。