日本機械学会サイト

2018/8 Vol.121

【表紙の絵】
いつでもどこでもプリンプリン
塚本 拓心 くん(当時5歳)
ぼくはプリンが大好きです。いつでもどこでも食べることができるように、プリンを作る機械を考えました。牛さんからミルクをもらって、鶏さんから卵をもらってプリンを作ります。メロンののったプリンいちごののったプリン…が出てきます。「いただきます。パクパク。」あ~うれしいな、しあわせだな。

バックナンバー

特集 2018年度 年次大会

『多様化する社会・技術への機械技術者の挑戦』 そうだ年次大会に行こう

多川 則男(関西大学)

大会委員長挨拶 『多様化する社会・技術への機械技術者の挑戦』 「情報と機械の融合」 「社会構造変化への対応」 「革新技術への新展開」 2018年度の日本機械学会年次大会は9月9日(日)から9月12日(水)まで、関西大学千里山キャンパスで開催されます。今回の年次大会では、いわゆる部…Read More

特集 2018年度 年次大会

気軽に参加できる年次大会を

はじめに 本年度の年次大会は、『多様化する社会・技術への機械技術者の挑戦』をキャッチフレーズに〜「情報と機械の融合」、「社会構造変化への対応」、「革新技術への新展開」〜を大会テーマとしていますが、「機械学会に気軽に参加できる場づくり」が裏のキャッチフレーズかもしれません。この意識…Read More

特集 2018年度 年次大会

知識と技術を研鑽する年次大会

はじめに もちろん機械学会は、機械を生業とする多くの技術者・研究者がその知識を共有し議論することを第一の目的とするものです。本年度は、1,208件の講演申し込みをうけ、オーガナイズドセッション、ジョイントセッション、ワークショップと種々企画を行います。最新情報は適時大会ホームペー…Read More

特集 2018年度 年次大会

さまざまな背景を持つ技術者が集う場を

はじめに 機械学会では以前より、いろんな背景を持つ方を起点にした新しい展開を期待した種々取り組みを実施しています。実行委員会ではこれらの企画を応援するという意味もあってHP上での配置も少し工夫してみました。またここでもこれらの企画を実行委員会の目線で簡単に紹介します。 女性技術者…Read More

特集 2018年度 年次大会

悠久の時の流れを感じながら 関西大学千里山キャンパスと表紙絵の紹介

高松塚古墳壁画   高松塚古墳壁画(復元図) 関西大学千里山キャンパス 関西大学は、1886年設立の関西法律学校を前身とし、現在大学としては4キャンパス(千里山キャンパス、高槻キャンパス、高槻ミューズキャンパス、堺キャンパス)に13学部が分散する、学生数約3万人の総合大…Read More

小特集 脳神経血管内治療に関する医工学連携研究

バイオエンジニアリング部門:「脳神経血管内治療に関する 医工学連携研究会(A-TS02-16)」の紹介

太田 信(東北大学)・高嶋 一登(九州工業大学)

日本脳神経血管内治療学会(JSNET)との連携 くも膜下出血の主原因である動脈瘤は、その発生・進展・破裂において、血流を含め、力学的作用が大きく係わっていると考えられている。またその血管内治療に関して、シミュレーションや、力学的作用と化学的作用を応用した医療機器が数多く開発されて…Read More

小特集 脳神経血管内治療に関する医工学連携研究

生体組織モデル工学のすすめ

太田 信(東北大学)・清水 康智(東北大学)

生体組織モデルの開発 生体組織モデルは、単にモデルと呼ばれるほか、phantom、 biomodel、 もしくは模擬○○(○○には生体組織名が入る)などとも呼ばれ、生体内で起こる現象を生体外で再現しうるものとして考えられる。その用途としては、1.医療機器の開発および評価、2.医療…Read More

小特集 脳神経血管内治療に関する医工学連携研究

血管内治療デバイス留置過程の定量的分析

高嶋 一登(九州工業大学)

はじめに 術者の視覚や触覚が制限されたカテーテルを用いた血管内治療において、ガイドワイヤ、カテーテル、コイルなどの治療デバイスを留置する際の挙動や血管壁にかかる力を解明することは、安全性向上のために有用である。これまで、本分野では血流解析シミュレーションに関しては多くの研究がなさ…Read More

小特集 脳神経血管内治療に関する医工学連携研究

脳動脈瘤治療におけるCFDの臨床応用

高尾 洋之(東京慈恵会医科大学)・藤村 宗一郎(東京理科大学)

図1 A: 再開通症例と再開通しなかった症例のCFD解析 B: ステント留置前後でのCFD解析結果(流速が0.15 m/s 以上の領域を赤色の等値面で生成) コイル塞栓術後の脳動脈瘤に対するCFD解析で再開通を予測する コイル塞栓術は、脳動脈瘤内に金属製のコイルを挿入し、破裂を未…Read More

小特集 脳神経血管内治療に関する医工学連携研究

脳動脈瘤CFD解析の臨床応用への道

庄島 正明(埼玉医科大学総合医療センター)

はじめに 脳動脈瘤の病態生理には、血流衝突やシェアストレスをはじめとした血行力学的ストレスが強く関与することが知られており、医用画像をベースとした患者個別の血流解析は脳動脈瘤でいち早く行われた。国内では脳動脈瘤の血流解析に携わる研究者が増加しつつあり、学会では脳動脈瘤の血流解析に…Read More

小特集 脳神経血管内治療に関する医工学連携研究

脳神経血管内治療のための定量的カテーテルシミュレーション

当麻 直樹(三重大学)

はじめに 脳神経血管内治療におけるガイドワイヤーやカテーテルの操作は、「押す」「引く」「ねじる」のみで、多関節の動きを要する手術と比較すると単純である。しかし、ガイドワイヤーとカテーテルと血管との間には多数の接点があり、それぞれの部位で接触力が生じるため、単純な操作でデバイスの複…Read More

小特集 脳神経血管内治療に関する医工学連携研究

脳神経血管内治療に関する医工学連携研究会

折戸 公彦(久留米大学病院)

私は現在脳血管が関係する病気に対し、カテーテルを用いて治療する“脳血管内治療”を専門に行っている。今回は治療施行医側の立場より治療の現状と問題点を述べる。 脳血管内治療医 日本において脳血管内治療の施行医となるためには、脳神経外科専門医、放射線科専門医、救急科専門医、内科認定医の…Read More