キーワード: 経済で読み解く機械産業
第12回(最終回) 地域経済から機械産業の動きを読む
No.1249, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1249-44/
地域経済動向は地域の景況を見るものだが、判断は鉱工業生産の動向に大きく左右される。「地域を見ることは産業を見ることだ」と言われるように産業、特に自動車や半導体の生産の動きに大きく左右される。 地域経済動向の役割 通常の景気回復の初期段階では、マクロの経済指標を見ただけでは、景気の…Read More
第11回 機械産業の採算円レートはどのくらいか
No.1248, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1248-42/
為替レートは140円台をつけた。しばらくは円安傾向が続くと考えられる。採算円レートはいったいどのくらいであろうか。損益がゼロとなる採算円レートが実勢レートを下回ると加工型製造業を中心として収益はかなりの増加となる。 実勢レートと採算レートの推移 9月号で紹介した内閣府の「企業行動…Read More
第10回 為替レートはどのように決まるのか
No.1247, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1247-38/
足元の為替レートは、日米の金利差の拡大を主因に130円台と異常な円安が続いている。実際、為替レートはどのように決まるのだろうか。短期的、中期的、長期的な要因があり、短期的には金利差の要因が強く、中期的にはファンダメンタルズ(経済的基礎条件)要因が強い。長期的には購買力平価説が有効…Read More
第9回 機械産業の経営者は経済の先行きをどのように見ているか
No.1246, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1246-42/
企業経営者は先行きの経済成長率、業界の需要見通し、設備投資等をどのように見ているのだろうか。内閣府は毎年1月に全国の上場企業の経営者に対して「企業行動に関するアンケート」調査を実施している。機械産業の経営者を中心について見ることにしよう。 経済成長率をどう見ているか 毎年1月に実…Read More
第8回 民間設備投資に 6カ月先行する機械受注統計
No.1245, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1245-38/
内閣府の機械受注統計のうち、「船舶・電力を除く民需」(民需向けの機械受注から船舶・電力向けの受注を除いたもの)が民間設備投資の先行指標ということで注目されている。今回は機械受注の民需から船舶・電力向けの受注を除く理由と機械受注「船舶・電力を除く民需」が民間設備投資に対して6カ月先…Read More
第7回 読み取り難い機械受注統計をどのように読むか
No.1244, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1244-40/
民間設備投資の先行指標として内閣府の機械受注統計調査がある。機械受注「船舶・電力を除く民需」が民間設備投資に対して6カ月程度の先行性があると考えられるが、受注統計であることから読み取り方は結構難しい。 受注品の読み取り方の難しさ 物の製作には受注してから生産、出荷、売上というプロ…Read More
第6回 民間設備投資の動きに連動する工作機械受注の内需
No.1243, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1243-38/
工作機械の受注の変動は産業機械の受注以上に大きい。内需も外需も変動が大きいが、工作機械の内需向け受注が民間設備投資の動きとどのような関連があるのかを産業機械受注の民需と同様に探ってみる。工作機械受注の内需も民間設備投資の動きと強い連動性があることが分かった。 設備投資循環と工作機…Read More
第5回 民間設備投資の動きに連動する産業機械受注の民需
No.1242, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1242-46/
産業機械の受注金額は変動が大きい。特に民需向けの受注の変動が大きい。産業機械は景気に敏感な機種もあるが、景気が盛り上がってから受注が動きだす大型機種が多い。そのため産業機械は景気が回復してから遅れ気味に受注が回復するので、産業機械受注の民需は民間設備投資の動きと強い連動性がある(…Read More
第4回 強さを保つ産業機械の国際競争力
No.1241, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1241-36/
ボイラ・原動機、化学機械、金属加工機械など産業機械は大型の受注品が主体で一般の人には身近なものではないため話題になることは多くはない。しかしながら産業機械の国際競争力は比較的強く、輸出も多い。その隠れた国際競争力を探る。 産業機械の国際競争力の考え方 国際競争力というと自動車、鉄…Read More
第3回 機械産業の国際競争力の現状と推移
No.1240, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1240-48/
日本の機械産業の国際競争力は強く貿易黒字の多くを占める。しかしその機械産業・商品も中身を見ると個々の機械産業の国際競争力が万遍なく強いという訳ではなく、強い産業・商品、弱い産業・商品が混在している。機械産業の国際競争力の現状および推移を見ることにより、その実態を探る。 機械産業の…Read More
第2回 機械産業のGDP、雇用に占める位置
No.1239, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1239-44/
機械産業はGDP(国内総生産)の9%を稼ぎ、就業者では6%を占める。意外に構成比が小さいとの印象を持たれる人が多いかと思うが、産業構造のサービス化(第3次産業化)の中で製造業の構成比は低下し2割にとどまっているのが実情だ。しかし、機械産業はGDPの構成比が就業者でみた構成比の1.…Read More
第1回 機械産業はどれだけ貿易黒字を稼いでいるか
No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-44/
日本の自動車、鉄鋼や工作機械の国際競争力は強く、多額の貿易黒字を稼いでいる。特に機械産業の国際競争力は強く日本の貿易黒字の多くを占めている。しかしその機械産業と言っても中身を見ると個々の産業・商品の国際競争力が万遍なく強いという訳ではなく、強い産業・商品、弱い産業・商品が混在して…Read More