キーワード: 特集 電気自動車における機械屋の役割

電気自動車の要素技術

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-34/

はじめに 地球規模の気候変動問題に対応するために、2015年のパリ協定を起点として、世界各国で温室効果ガスの排出量削減の取組みが活発化している。日本・米国・EUなどの主要国は概ね2050年までのカーボンニュートラル実現を目標に、国家施策として、クリーンエネルギーの導入拡大や産業構…Read More

回生協調ブレーキシステム

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-38/

はじめに 地球温暖化が環境問題として世界的に取り上げられ、政府が2050年までのカーボンニュートラル実現を宣言しており、CO2の排出量削減は必須テーマとなっている。自動車からのCO2排出量は少なくなく、対策として近年環境対応車(HEV, PHEV, BEV, FCV)が急速に拡大…Read More

100 年に一度の変革期、機械屋の新たな挑戦

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-04/

自動車の進化の歴史、100年前の大変革期 今日、自動車業界はCASEに代表される100年に一度の変革期を迎えている。その大きな変化点のひとつが、今回テーマとして取り上げる電動化、とりわけバッテリー式電動車(BEV)の進展である。現在起きつつある電動化の動向を見るにあたり、時計を巻…Read More

電動車の車両諸元の特徴と運動性能を考える

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-06/

はじめに 世界最初の自動車は蒸気機関を動力源としていた。その車両は、試走時に壁に衝突してこわれてしまった、という逸話もある。「走る」だけでなく、「曲がる」、「止まる」を含む運動性能を確保することが自動車の基本機能であることを物語っている(1)。それから1世紀以上が経過した19世紀…Read More

EV 時代における操安乗心地設計の不易流行~変わらないものと変化してゆくもの~

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-10/

はじめに 自動車業界において、環境対策をきっかけとする電動化の促進が近年一つの大きなトレンドになっている。特に最近では、温室効果ガスの排出を全体としてゼロとするカーボンニュートラルの取組みが進められており、日本など120以上の国と地域で「2050年カーボンニュートラル」の目標が掲…Read More

ロードパスを考慮した機械設計と材料複合化の活用

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-14/

はじめに 電動化に伴う車体構造の見直し 過去も現在も、機械設計屋の仕事はその部品の目的に応じた機能目標を実現することである。自動車の機械設計屋はスタイリングやデザインを含めて機能を満足させるため設計レイアウトの確保から始まり、構造内に荷重をどの様に伝えるのかを示すロードパスの設定…Read More

駆動力による車両運動制御はそれほど単純ではない

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-18/

はじめに 馬車が自動車に置き換わり100年が経過した今、IoT化、自動運転化、シェアリング、そして電動化と、自動車は大きな変革期を迎えている(1)。車両運動の観点においても、駆動源が電気モータに置き換わることがターニングポイントとなる。電気モータは高応答、高精度なトルク制御が可能…Read More

e アクスル

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-22/

はじめに 自動車業界が“100年に一度の変革期”と言われて久しい。これまで主に内燃機関(以下ICE)用トランスミッションの開発・生産を主要事業にしてきた当社も、この変革期を乗り越えるべく各種施策を進めている。 本稿では、電動化への対応を“機械屋”の立場で携わっている者として、電気…Read More

インホイールモータ向けダイレクト油冷技術

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-26/

はじめに 近年、脱炭素社会の実現に向けた投資活動や技術開発が活発となり、特に自動車分野では法規制の改正と併せてガソリンエンジン車から電動車(Electric vehicle: 以下、EV)への転換が進められている。 従来のEVでは、エンジン車の駆動技術を流用し、エンジンを駆動用モ…Read More

車両の電動化に伴う乗心地への影響と対応技術

No.1258, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1258-30/

まえがき 車両の電動化に伴い低重心・低ピッチ慣性モーメントなどのばね上慣性諸元、エンジン懸架系共振などのばね上振動感度、パワートレインの回転慣性・剛性などが変化し運動性能への影響が考えられる。これらについてボデーコントロール、プライマリーライド(ばね下振動のばね上振動への影響が小…Read More