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第11回 機械産業の採算円レートはどのくらいか

No.1248, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1248-42/

為替レートは140円台をつけた。しばらくは円安傾向が続くと考えられる。採算円レートはいったいどのくらいであろうか。損益がゼロとなる採算円レートが実勢レートを下回ると加工型製造業を中心として収益はかなりの増加となる。 実勢レートと採算レートの推移 9月号で紹介した内閣府の「企業行動…Read More

栄えあるご推挙をありがたく

No.1247, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1247-43/

会員番号からすると、私が学部の3年生のときに入会したことになる。特段向学心が旺盛であったわけでもなく、大学院への進学など考え及びもしなかった私がなぜ会員にさせてもらったのか、いまとなってはなぞである。ただ、ひょんなことから大学院に進学し、かつ別の大学院の博士課程にまでお世話になり…Read More

第10回 損失とエネルギー授受のある管内流れ

No.1247, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1247-32/

前回は円管内の層流について流体の運動方程式を解いて速度分布を求め,流量と圧力損失の関係を導いた. 今回はより一般的に様々な管内流れを扱うために,エネルギー損失と外部とのエネルギー授受を考慮した準一次元解析を考えよう. 10.1 流管における流れのエネルギー保存式 第5回にて流線で…Read More

第10回 アナログとデジタルのハイブリッド化

No.1247, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1247-34/

DXを先駆けたインクスおよびコマツ 日本の経済状況は、“失われた30年”と言われている。その1990年、金型業界のベンチャー企業「インクス(Inter Computer Systemsの頭文字)」が誕生していた。今のDX(Digital Transformation)、Indus…Read More

第10回 為替レートはどのように決まるのか

No.1247, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1247-38/

足元の為替レートは、日米の金利差の拡大を主因に130円台と異常な円安が続いている。実際、為替レートはどのように決まるのだろうか。短期的、中期的、長期的な要因があり、短期的には金利差の要因が強く、中期的にはファンダメンタルズ(経済的基礎条件)要因が強い。長期的には購買力平価説が有効…Read More

素材を創り、強くし、壊してきた研究生活

No.1247, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1247-42/

この度、「高周波誘導加熱を用いた金属材料の表面改質とその効果発現メカニズム解明に関する研究」という題目で日本機械学会奨励賞(研究)を受賞したのに際し、執筆の機会を頂きました。これまで広く材料に携わってきた経験を振り返りつつ、研究テーマへの想いや今後の目標について紹介させていただき…Read More

第9回 内部流れ

No.1246, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1246-36/

9.1 内部流れ 内部流とは周囲を壁面で囲まれた流れであり,たとえば管内流,ポンプ,圧縮機内部の流れなどである. 一方,飛行機や車周りの流れなど広い領域に置かれた物体周りの流れを外部流という. ここでは内部流の例として,2次元,層流,非圧縮,完全発達した平行平板間流れと円管内流れ…Read More

第9回 材料をベースにものづくりの再強化

No.1246, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1246-38/

前回までは幕末の鍋島直正、小栗忠順、そして戦後の鉄鋼業界・自動車産業界を例として日本のものづくりの黎明期とその発展について紹介してきた。今回から日本がものづくりで勝つために「材料をベースにものづくりの再強化」、「アナログとデジタルのハイブリッド化」そして、「ものづくりを支える国へ…Read More

第9回 機械産業の経営者は経済の先行きをどのように見ているか

No.1246, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1246-42/

企業経営者は先行きの経済成長率、業界の需要見通し、設備投資等をどのように見ているのだろうか。内閣府は毎年1月に全国の上場企業の経営者に対して「企業行動に関するアンケート」調査を実施している。機械産業の経営者を中心について見ることにしよう。 経済成長率をどう見ているか 毎年1月に実…Read More

「制動感」はブレーキだけで決まるのか?

No.1246, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1246-44/

2021年度日本機械学会賞(論文)受賞 車両の過渡姿勢が制動感に及ぼす影響に関する研究 門崎 司朗, 加納 民夫, 森本 知昭, 渡部 大治 日本機械学会論文集, 2020, 86 巻, 890 号, p. 20-00053. DOI: 10.1299/transjsme.20-…Read More

エンジン研究を通じての想い

No.1246, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1246-46/

自動車エンジンの燃焼技術の一つである副室式ジェット点火システムの開発について、奨励賞を頂きました。 本研究は、運転領域が限定されるハイブリッド車向けエンジンにおける熱効率の向上を目的として、既存エンジンに後付け搭載可能な小型副室の設計および性能実証を行ったものです。本稿では、私の…Read More

これまでを振り返って

No.1246, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1246-47/

先達との出会い 2022年4月の定時社員総会で名誉員に推薦・了承されたとの報告を受けた。大変光栄なことで、誠に有り難く感謝申し上げる。理事会や部門でご一緒させて頂いた諸先生方や、お世話になった学会職員の方々にこの紙面をお借りして心より御礼申し上げる。 日本機械学会には永年に渡って…Read More

異分野との交流が成長を促す

No.1245, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1245-42/

私がトライボロジーの分野に携わるようになったのは、東京理科大学の学部4年生時、後に師匠となる佐々木信也先生の研究室に配属されたのがきっかけとなります。機械工学科に所属しながら、高校時代いちばん好きな科目は化学ということで、摩擦表面と潤滑油の化学反応の調査に取り組ませていただきまし…Read More

コロナ渦のコミュニケーションと学会活動

No.1245, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1245-43/

すべてが止まってしまった! 2020年の年明けから始まったコロナ禍は2年を過ぎても終息しない。当初は街角から人が消え、旅行もままならず、自宅での軟禁を余儀なくされた。最近では、人々も多少慣れてきたのか、あるいは感染してもしょうがないと諦めたのか、社会活動も徐々に復活してきたように…Read More

軽労化スーツで世界中に健康を!

No.1245, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1245-30/

ー日本機械学会賞受賞技術の開発物語ー 2021年度学会賞(技術) 「産学連携によるファブリックメカニズムを活用した持ち上げ動作補助スーツの開発」早稲田大学・(株)Asahicho 軽労化スーツで世界中に健康を! 腰だけでなく腕も補助するスーツ 日本の職業疾病の6割は腰痛である。物…Read More