キーワード: 連載・通常

第3回 さまざまな力と振動

No.1228, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1228-32/

1. はじめに 本稿では,まず機械の運動に伴い時々刻々変化するさまざまな力について説明し,次にそれらの力により引き起こされる運動の中で比較的概略を理解しやすく,かつ実際上問題となる場合が多い振動現象について概説する。 2. 復元力・摩擦力・減衰力 部材の弾性変形に起因する変位が大…Read More

新型塗装機で塗装の未来を塗り変えろ!トヨタ自動車(株)

No.1228, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1228-34/

2019年度技術賞 「超高塗着エアレス塗装技術」 過酷な塗装職場 2020年、トヨタ自動車(株)は、車体の塗装工程に使用する新型の塗装機「エアレス塗装機」(図1)を発表した。自動車の製造現場が待ち望んでいた世界初の技術だ。 自動車の塗装は、色や光沢のみならず、防錆や耐候性を与える…Read More

第3回 NCホブ盤によるATC段切り機能開発

No.1228, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1228-36/

技術開発の経験を語る NCホブ盤とは ホブ盤のNC(数値制御)化は旋盤・フライス盤などに比べ遅れたが、NC化に伴い段取り容易になるとともに加工精度も向上し、ATC(自動工具交換装置)装着からFMS(フレキシブル生産システム)へと発展した。当初のNC装置にはホブ軸とワークテーブル軸…Read More

実験授業へのコロナ感染症対応

No.1228, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1228-40/

急なキャンパス入構禁止処置 国内感染者は、2020年4月1日に250人超、3日に350人超となり4月8日から急遽入構禁止処置 大変急なキャンパス入構禁止処置であった。春学期の授業をオンライン化する話は既に3月から出始めていたが、4月8日からの入構禁止処置が決まったのは、4月6日で…Read More

第2回 仕事とエネルギーによる運動の捉え方

No.1227, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1227-38/

1. はじめに 本稿では,仕事とエネルギーに着目して運動を把握する方法を説明する。また静力学における仮想仕事の原理を概説した上で,ダランベールの原理を用いた運動方程式の導出方法を説明する。 2. 仕事とエネルギー 物体に力$f$が位置1から2まで作用するときに力がする仕事$W$は…Read More

産学連携が生み出した世界初の熱物性測定装置 名古屋大学・(株)ベテル

No.1227, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1227-40/

2019年度技術賞 「3次元熱拡散率測定に基づく非接触・非破壊繊維配向評価システムの開発」 炭素系複合材料の内部状態を知る新技術 2018年、名古屋大学と(株)ベテル ハドソン研究所(以下、ベテル)は、非接触・非破壊で繊維状態(配向・強度・疎密分布)を数分で調べることのできる繊維…Read More

第2回 蒸気タービン用新型軸受の開発を振り返る

No.1227, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1227-42/

技術開発の経験を語る 開発の背景とコンセプト 我が国が高度経済成長に沸いていた当時、電力需要逼迫に対応すべく発電用蒸気タービンの容量は年と共に増大し、タンデムコンパウンド形で単機600MW、クロスコンパウンド形で単機1,000MWが出現する勢いにあった。そのため、確実にトルクを伝…Read More

第1回 運動の法則と運動方程式

No.1226, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1226-32/

<本連載にあたって> 機械工学に携わる技術者にとって「材料力学,機械力学,熱力学,流体力学」の4力学は,必須の重要な学問分野である。一方,大学や高等専門学校等の機械工学教育プログラムで扱う学問領域の多様化もあって,これらの基礎力学に割り振られる時間は減少傾向にあることから,初学者…Read More

日機装(株) 過酷な環境下で働く特殊ポンプで社会のインフラを支える

No.1226, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1226-34/

日本にはこんなすごい会社がある! 特殊ポンプや航空機用部品、血液透析装置など、日本になかった技術で新たな市場を開拓してきた日機装。その絶え間ない進化の軸になっているのが、“特殊ポンプ”だ。同社は「特殊ポンプ工業株式会社」として1953年に創業。以後、海外の特殊ポンプの輸入・販売を…Read More

第1回 水中エンジン(リサイクルおよび密閉サイクルディーゼル機関)

No.1226, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1226-36/

技術開発の経験を語る 開発の動機と背景 当社宛に米国の某調査会社からリサイクルディーゼル機関についての情報がもたらされたのは1970年であった。当時、海洋開発に必要な動力源として、動力搬送用ケーブルを必要とせず、海中で独自に動力を発生する装置の需要が増すものとの国内での調査分析結…Read More

第12回 熱機関のサイクル

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-30/

1. はじめに 本稿では,熱機関の理論サイクルをエクセルギーの観点で考察することで,エネルギー資源を効率的に利用するための考え方を理解する。 2. 熱機関のサイクル 車や発電機など様々な熱機関について検討するとき,そのサイクルを理想化し単純化した理論サイクルを用いることが多い。一…Read More

そこにビジョンと情熱はあるか?-連載『令と和の産学連携』を振り返って-

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-32/

そこにビジョンと情熱はあるか? -連載『令と和の産学連携』を振り返って- グローバル化やテクノロジーの急激な発展、少子高齢化の進行などが要因となり、従来の産業構造やビジネスモデルが大きく変化しつつあるなか、日本の企業は新たな産業や市場を創出していくための変革に迫られている。こうし…Read More

第12回 Communicating with the journal editor: Tips and FAQs 

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-34/

Tips for Academic Publishing アクセプトに繋げる論文投稿&学術出版の豆知識 ジャーナル編集者との円滑なコミュニケーションオープンアクセス出版を知る ジャーナルとのやり取り、投稿した論文のステータスに関する問い合わせや、提出書類に不備が見つかった…Read More

第12回 国際競争力の強い日本の工作機械

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-36/

自動車と並んで国際競争力が強いと言われる日本の工作機械であるが、その強さを輸出特化係数の過去からの推移と国際比較、ドイツの輸出入構造との比較を通して考えてみた。 工作機械の輸出特化係数の推移 まず日本の工作機械の国際競争力の推移を見ることにしよう(表1)。これをみると、2000年…Read More

第11回 エクセルギー

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-30/

1. はじめに 本稿では,熱として物質から取り出されるエネルギーの価値を判断するための優れた指標であるエクセルギーについて知り,基本的な計算方法を理解する。 2. エクセルギーの考え方 熱機関は熱を仕事に変換する装置であるため,熱機関の性能を考えるとき,投入する熱量あたりの仕事が…Read More