キーワード: 企画・特集
電気保安におけるスマート化の推進―スマート保安プロモーション委員会での技術評価―
No.1253, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1253-14/
はじめに 近年、電気保安の分野においては、需要設備などの高経年化や電気保安人材の高齢化・人材不足、台風や自然災害の激甚化などさまざまな課題を抱えている。こうした課題の克服に向け、IoTやAI、ドローンなどの新たな技術の導入による保安レベルの維持・向上と生産性の両立を図る「スマート…Read More
発電用タービン保守作業リモート化への取組み
No.1253, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1253-18/
リモート化の背景 コロナ禍でリモート対応へのニーズが一気に加速 発電用タービン設備では、建設工事からその後の定期点検にかけて、現地据付調整・各種保守点検・制御装置調整・試運転などの保守作業が都度必要となる。 従来、上記の各種対応においては、専門性の高い出張員が機器供給メーカより実…Read More
ICTを活用した火力発電用ボイラの運転・保守高度化技術について
No.1253, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1253-22/
はじめに 電力系統の安定化に寄与する火力のために 地球温暖化抑制のための脱CO₂化は我々の喫緊の課題で、現在の火力発電所はその課題に取り組んでいる。火力発電はCO₂を排出するが、脱CO₂のための燃料転換を行えば、CO₂原単位は下がり、CCSなどの採用によってはカーボンネガティブに…Read More
蒸気タービンメンテナンス工事改善の最前線
No.1253, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1253-26/
緒論 2011年東日本大震災以降、原子力発電の停止にて火力発電の稼働率が向上し、近年の再生可能エネルギー増加による変動負荷への対応など、火力発電用蒸気タービンは電力安定供給に欠くことのできない機械要素の一つであることは言うまでもない。この発電用蒸気タービンは法令で定められたインタ…Read More
福祉機器開発研究における機械工学の役割
No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-24/
はじめに わかっていたようでわかっていなかった「機械工学とは?」 2022年9月に富山大学を会場として開催された日本機械学会年次大会において、「機械工学分野における少子高齢化社会の課題解決にむけた活動推進」という特別企画公開ワークショップが企画された。そこで、福祉機器開発における…Read More
医・工学の分野・組織連携のための提案
No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-28/
医工学テクノロジー推進会議の役割 本稿では、学会横断テーマ「少子高齢化社会を支える革新技術の提案」を学会より発信するにあたり、このテーマに特に関連の深い医工学技術が、社会実装につながる研究となるために必要な分野連携・組織連携の体制について提案を行う。この提案は、2022年度の年次…Read More
学会横断テーマ『少子高齢化社会を支える革新技術の提案』全体像とこれまでの議論
No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-04/
はじめに 少子高齢化社会で社会の活力を維持するために機械工学ができることは何か 学会横断テーマ「少子高齢化社会を支える革新技術の提案」の活動は2020年に開始し、2021年度・2022年度の年次大会において特別企画を開催した。約3年間の議論を経て、日本機械学会が行うべき活動の提案…Read More
看護理工学におけるケアイノベーション
No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-07/
はじめに(看護理工学への期待) 超高齢少子時代の到来により日本の総人口が2050年には8千万人となる人口統計予測が出ている中、日本は世界に先駆けて、この大きな課題をどのように克服するか、世界のモデルとして注目されている。その中で、医療は大きな政策転換が求められ、治す医療から、治し…Read More
構音障害リハビリテーションAI 構築のためのロードマップ―構音メカニズムの解明―
No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-12/
はじめに 構音障害リハビリテーションとAIの親和性と課題 2020年代に入ってから、機械音声認識や翻訳の分野において著しい科学技術の進展がみられる。チャットボットやボイスコマンド等として日常生活への実装も進んでいる。これらを裏打ちする技術として最も興味深いのは、言語に含まれる普遍…Read More
手術支援ロボット開発における医工連携と医療現場ニーズの工学的解決方法
No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-16/
はじめに ロボットを取り巻く環境において、日本は世界有数の産業用ロボットを開発・製造・販売する企業を多く輩出しており、日本製のロボットがグローバル市場の過半数を占めている。 一方、医療用ロボットに目を向けると、米国製のロボットが市場を独占しているという状況にあり、また日本の医療機…Read More
医工連携による医療機器開発の課題
No.1252, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1252-20/
医療機器の自給率改善が喫緊の課題 医工連携への機械工学者の貢献が急務 国内の医療機関で使われている医療機器の顕著な輸入超過に対する懸念は、21世紀初頭から国内の医学や生体医工学分野の諸学会で顕在化され始め、日本発の医療機器開発のための医工連携強化に関するシンポジウムの開催や特集号…Read More
地球は今まさに岐路!横断テーマの概要と今後のエネルギー社会論
No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-04/
まえがき 機械学会は社会的課題に対する学会の取組みを会員および一般市民に示すことを目的として、2020年に4つの学会横断テーマを設定した。この中の一つに「持続可能社会の実現に向けた技術開発と社会実装」があり、筆者はそのリーダーを仰せつかった。常日頃から筆者は地球温暖化を心配してお…Read More
2050年カーボンニュートラルに向けて
No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-09/
2020年10月、菅首相(当時)が所信表明演説で、「2050年カーボンニュートラルを目指す」と表明した。現在、世界では150カ国以上がカーボンニュートラルを宣言しており、こうした流れに沿って日本も表明を行ったものである。カーボンニュートラルを目指すにあたって、日本のエネルギー需給…Read More
エネルギーシステムインテグレーション―システム変容における技術開発と社会実装―
No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-13/
はじめに 気候変動や人口増加が進展する中で求められる持続可能な社会を目指した取組みは、電力・エネルギー分野に大きな変容をもたらし、さまざまな構成要素とそれらが提供するものやサービスの価値が変化する。 本稿では、電力エネルギーシステムの変容から始め、確保すべき価値、戦略策定と計画、…Read More
脱炭素社会実現に向けた運輸部門の将来ビジョン
No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-19/
脱炭素社会 脱温暖化から低炭素を経て脱炭素へ 2050年に日本でCO2排出量を1990年比60~80%削減する道筋を検討する研究が2004年度から5年間の環境研究総合推進費で行われた。その研究は、脱温暖化2050研究プロジェクトと呼ばれ、筆者は交通分野を担当した。2009年のG8…Read More
カーボンニュートラル社会に向けたグリーン・エネルギーの活用―セクター・カップリングの観点から―
No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-23/
はじめに デンマークは九州ぐらいの面積に人口約580万人が住む比較的小さな国であり、昔から絵本の中の風車イメージと結びついた再生可能エネルギーの先行国である。実際に現状で既に消費電力の50%が風力由来となっており、再生可能エネルギーの導入は世界のトップクラスとなっている。そして、…Read More
2050年におけるカーボンニュートラルのシナリオ分析
No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-26/
背景 再生可能エネルギーの大量導入による影響 カーボンニュートラルの達成に向けて、再生可能エネルギーなどのさまざまなエネルギー技術を活用し、費用対効果の高い手段によって、抜本的なエネルギー需給構造の転換を図る必要性が高まっている。近年では、温室効果ガスの大規模削減に向けて太陽光発…Read More
グリーン電力を主体とする地域エネルギーシステムのデザイン
No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-30/
カーボンニュートラル世紀の到来 1997年12月の京都議定書を契機にして、2020年10月の菅首相のカーボンニュートラル表明から2年を経て、社会の再生可能エネルギー導入の動きはいっそう加速化している。2012年7月から開始された「再生可能エネルギー由来のグリーン電力の固定価格買取…Read More
座談会カーボンゼロ達成に向けた技術開発と社会実装の方向と機械技術者の貢献
No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-33/
本特集企画にあたり、テーマ企画チームメンバー3人による座談会を行った(2022/11/22および2022/11/30 オンライン)。地球温暖化に対する危機感から始まり、2050年に向けた技術者視点によるグランドデザイン、ならびに機械学会に対する期待などに関して意見交換を行った。 …Read More
今後の展開と日本機械学会会員への期待
No.1251, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1251-37/
技術者に求められる対応の緊急性 2020年機械学会誌3月号において名誉員からの一言欄があり、筆者は「誰が地球温暖化を止められるだろう?」なる記事を書いた。現在の状況を「ゆっくりと加熱されている水の中にいるカエル」に喩え、そのうち茹で上がってしまうことを知りながら動かないでいるカエ…Read More