キーワード: 企画・特集

民間ロケットが切り拓く宇宙ビジネスの未来

No.1256, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1256-20/

宇宙産業の市場規模から考察する現状と未来 現時点で44兆円、2040年に100兆円と予測される意味 宇宙産業の市場規模はグローバルベースで2021年時点44兆円であり、モルガン・スタンレーによると2040年には1.1兆ドルに達すると予測されている(図1)。Citiグループも204…Read More

人工衛星の小型高性能化に資するNEC の技術開発

No.1256, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1256-24/

はじめに 宇宙開発・利用に関するNECの取組み NECは、日本の宇宙開発におけるリーディングカンパニーとして、図1に示すさまざまな宇宙関連製品を提供している。人工衛星、地上システム、衛星やロケットの搭載コンポーネントの製造にとどまらず、これらの製品と技術力を基盤とした「宇宙ソリュ…Read More

衛星用電気推進システムの事業化における課題と展望

No.1256, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1256-28/

はじめに (株)ネッツは、宇宙航空分野(特に推進系を中心)に、受託研究・共同研究などを行う研究開発事業と、化学/非化学/固体推進系における各種供試体・地上試験設備に対する受託製造事業を柱として活動している。 新たにJAXA商業デブリ除去実証(CRD2)プロジェクトをメインターゲッ…Read More

小型衛星による宇宙のインフラ化

No.1256, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1256-32/

東大・東工大発の宇宙スタートアップ 2003年6月、東京大学と東京工業大学の学生メンバーが、世界で初めてCubeSatの打ち上げと運用に成功した。以降、両大学を中心に世界の大学や研究機関などで超小型衛星開発プロジェクトが活発に行われた。両大学でCubeSatプロジェクトを経験した…Read More

界面とイオンの関与する複雑輸送現象

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-26/

はじめに 界面系の流体力学と物理化学 「バルクは神が創ったが界面は悪魔が創った」と言い残したのは物理学者のパウリであった。バルクでは密度などの熱力学量が均一な状態にあるがゆえ理論的取り扱いが簡便であるが、界面ではそれらが不均一であることが大前提であり、それゆえ理論的な扱いが極度に…Read More

“ 数理融合” による複雑流動と機能創発の活性化

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-30/

はじめに 『かたち(幾何構造)×流動・ゆらぎ×機能創発』の問題 自然や社会に現れる複雑な流動や揺らぎ、輸送現象のメカニズムを解き明かし、それらを自在に操る。これは現代科学が導く究極の到達点のひとつであり、そこへ至る過程から多くの知見やイノベーションが創出されてきた。 なかでも乱流…Read More

特集にあたって

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-04/

本特集の目的 さきがけ「複雑流動」領域の研究紹介 この特集では、科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業「さきがけ」として、2021年度に発足した「複雑な流動・輸送現象の解明・予測・制御に向けた新しい流体科学」領域(以下では、「複雑流動」領域と呼ぶ)において活躍する若手…Read More

速度分布計測を基にした複雑流体のレオロジー物性評価と流れの予測

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-06/

はじめに~新たな実験流体力学に向けて~ 混相流体のレオロジー物性評価 日進月歩、高度化する数値計算技術の裏側で、流体理工学の実験研究を生業とする自分が何をすべきか考えてきた。これまで取り組んできた単相流体の乱流遷移問題は、一時の熱狂的な時期は過ぎ去り、誤解を恐れずに言えば、収束に…Read More

“ 力” を既知とする新しい流体科学

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-10/

はじめに 新しい流体科学:主役は流速?力? 流体力学分野において、運動方程式を解くとは一般的に「流速」について解くことを意味する。筆者はこれまで流速計測を重視し、混相流に関する実験的・理論的研究を実施してきた。しかし、そもそも流体は「力(応力)」により駆動される。応力テンソルと変…Read More

微生物遊泳と壁の協奏現象:個と集団の制御

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-14/

微生物の遊泳挙動 低レイノルズ数に現れる困難と微生物の遊泳の面白さ 顕微鏡下で懸命に泳ぎ回る微生物の姿は、古くから多くの人々を魅了してきた(少なくとも筆者は大好きである)。例えば、モデル生物として使われる大腸菌や枯草菌などの典型的なバクテリアの場合、体長は約2~5 µm、直径は1…Read More

機械学習を取り入れた新しい数値流体力学へ向けて

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-18/

はじめに 流体現象は身の回りに多く見られ、特に機械工学の分野では、自動車や航空機をはじめとした輸送機械の設計や、樹脂成形・鋳造・混合などの生産技術など枚挙に暇がない。これらの流体現象は、通常複雑な領域形状と流れ場を伴い厳密解を求めることが困難であるため、数値的に流体現象を考察する…Read More

間(あわい)の分子流体力学

No.1255, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1255-22/

「間(あわい)」の分子流体力学とは 気液界面の熱・物質輸送 現在、流体力学はさまざまな「流れ」を記述することに成功し、近年では、感染症の飛沫予測や地球規模の気候変動予測など、多くの応用課題を解決するための一役を担っている。ここで、流体力学はその流体を構成する分子運動については考え…Read More

ムーンショット目標3:2050 年AI とロボットの研究概要

No.1254, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1254-10/

MOONSHOT 計画とAI ロボット 日本のこれからの人口減、高齢化社会への変化を見越して、2050年の産業労働力不足解消と生産性向上、インフラ環境構築と人々の生活を安全で安心でき、かつ豊かにするため、社会を画期的に変えうるAIロボットが望まれてきた。これまでの、知能ロボット研…Read More

一人に一台一生寄り添うスマートロボットAIREC(アイレック:AI-driven Robot for Embrace and Care)

No.1254, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1254-12/

はじめに 本研究開発プロジェクトでは、ムーンショット目標3の人・ロボット共生社会を実現するために、AI・ロボット・社会実装のチームにより、接客や家事はもとより、人材不足が迫る福祉・医療などの実世界の現場で、多様な高難易度の物理作業で人間をサポートし、さらに自らの身体から生まれる情…Read More

活力ある社会を創る適応自在AI ロボット群

No.1254, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1254-18/

はじめに 個別性に対応できるAIロボット群の実現に向けて 本プロジェクトでは2050年の社会像として図1に示す、スマーター・インクルーシブ・ソサエティを提唱している。そして「さまざまな公益施設(商業施設、文化施設、観光施設、スポーツ施設、介護施設、病院、保育施設他)に設置され、社…Read More

AI ロボット科学者の実現にむけて

No.1254, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1254-25/

はじめに 自らサイエンス探究する能力とは AI技術やロボット技術をサイエンス探究に活用することが期待されており、ムーンショット目標3「2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現(プログラムディレクター:福田敏男)」のプロジェクトの一…Read More

多様な環境に適応しインフラ構築を革新する協働AI ロボット

No.1254, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1254-30/

はじめに 本研究開発プロジェクトでは、ムーンショット目標「2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現」の中の「人が活動することが難しい環境で、自律的に判断し、自ら活動し成長するAIロボット」の実現に対して貢献することを目指し、研究開…Read More

浮体式洋上風力への取組みと低コスト化へ向けて

No.1253, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1253-10/

はじめに 浮体式洋上風力の事業戦略 東京電力リニューアブルパワーは、千葉県銚子沖で国内初の沖合着床式洋上風力発電の実証試験を2009年から開始し、2013年から約8年以上の運転実績がある(図1)。周辺環境との調和や漁業との共生に配慮しながら、厳しい海象・気象のもとで開発から計画・…Read More

電気保安におけるスマート化の推進―スマート保安プロモーション委員会での技術評価―

No.1253, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1253-14/

はじめに 近年、電気保安の分野においては、需要設備などの高経年化や電気保安人材の高齢化・人材不足、台風や自然災害の激甚化などさまざまな課題を抱えている。こうした課題の克服に向け、IoTやAI、ドローンなどの新たな技術の導入による保安レベルの維持・向上と生産性の両立を図る「スマート…Read More

発電用タービン保守作業リモート化への取組み

No.1253, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1253-18/

リモート化の背景 コロナ禍でリモート対応へのニーズが一気に加速 発電用タービン設備では、建設工事からその後の定期点検にかけて、現地据付調整・各種保守点検・制御装置調整・試運転などの保守作業が都度必要となる。 従来、上記の各種対応においては、専門性の高い出張員が機器供給メーカより実…Read More