キーワード: 企画・特集
ソフトロボット学がめざすもの
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-04/
有史以来、科学技術はひたすら「パワー」と「確実性」を追い求めてきたとは言えないだろうか。我々エンジニアの多くは確実かつ力強い動作を求め、頑丈な機械設計、強い材料開発、高速で確実な情報処理などを追求してきた。 しかし近年、機械・電子、材料科学、情報科学など複数の異なった分野で、「や…Read More
ソフトロボティクス理論的枠組みの構築に向けて
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-07/
はじめに 最近5年ほどのソフトロボット研究の進展は目を見張るものがある。この分野の研究はロボット工学の専門雑誌で多数発表されているに留まらず、ScienceやNature等のような学際分野の研究者をターゲットとしたトップジャーナルにも頻繁に論文が採択されるようになってきた。筆者ら…Read More
生物リズム・パターンのソフトロボティクスへの応用
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-32/
はじめに ソフトロボティクスの一つの目標はやわらかなマテリアルに複雑な情報を処理できる知的な機能を実装することである。これは崇高な目標であるが、人工物でなければ身近な例がある。生物である。電気の供給もCPUもない生物が進化の過程を経て獲得したやわらかい素子による知的機能はソフトロ…Read More
やわらかさが生み出す飛翔と遊泳の運動
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-18/
飛翔と遊泳における身体のやわらかさ やわらかい身体の変形と流体力の相互作用 移動は、ロボットにおいても生物においても、身体に求められる主要な機能の一つである。その中で飛翔と遊泳という移動方法では、身体が空気または水という流体の中を、地面などの他の固体と接触することなく、身体に働く…Read More
イオン交換膜が実現するソフトモーション
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-23/
はじめに 本研究課題では、新学術領域「ソフトロボット学」において「しなやかな動き」創出のための、ソフトアクチュエータに関する研究をテーマとしている。電圧印加によって変形する電気活性高分子や熱による形状記憶合金・ポリマーや流体駆動アクチュエータなどさまざまな原理のソフトアクチュエー…Read More
トーラス駆動型の究極の柔軟ロボット機構を創造する
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-25/
はじめに 柔らかい身体を有するロボットを構築する際、従来の「硬い」ロボット機構における従来型の設計・作製方法が必ずしも有効とは限らず、接着や自己組立などの新たな設計・具現化手法を新規に適用・開発していく必要がある(1)。 本研究では、全方向に分岐・分裂が可能な膨張式の枝分かれロボ…Read More
造形体の強度特性
No.1204, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1204-24/
はじめに 積層造形技術の特徴はいろいろ挙げられるが、最大の特徴はこれまで他の加工方法では製作困難であった、もしくは製作できなかった形状の製品が製作できることである。近年、航空宇宙分野や医療分野を中心に、積層造形体の適用がますます進んできており、機能性部材のみならず構造部材へ適用さ…Read More
金属積層造形熱変形シミュレーション技術の開発
No.1204, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1204-20/
はじめに 金属積層造形プロセスにおける課題 金属3Dプリンタによる積層造形は、従来の加工法では実現できなかった複雑な内部構造を持つ製品などを製造でき、また少量多品種の製品を同時に造形できることもあり、21世紀のものづくりにとってその活用が期待されている。金属3Dプリンタには、敷き…Read More
3Dゲルプリンタ開発
No.1204, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1204-08/
ゲルとは ゲルとは、液体を含む柔軟で大変形可能な網目構造である。多量の溶媒を吸収した膨潤ゲルは固体と液体の中間の物質形態である。身近なものでは、こんにゃくやゼリーのような食品をイメージすると理解しやすい。私たちの身体を構成する筋肉、内臓、軟骨、眼球のような生体軟組織も、タンパク質…Read More
電子ビーム金属積層造形装置の開発と造形品評価
No.1204, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1204-12/
はじめに 近年、金属粉末を利用した三次元積層造形技術(Additive Manufacturing)はパウダベッド方式以外の装置開発も盛んに行われ始めている。欧米では装置開発のみならず、製造ソリューションとして設計から後処理までの提案がされており、製造スループットの向上やトータル…Read More
3Dプリンティング技術の最新動向と今後の展開
No.1204, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1204-04/
はじめに Additive Manufacturing(AM)あるいは3Dプリンティングと呼ばれる技術は、1980年代に光造形(光重合硬化)から始まり、その後、粉末床溶融(以下、パウダーベッド)、溶融物堆積(材料押出し)、指向性エネルギー堆積(以下、デポジション)などが開発され、…Read More
エネルギー機器分野への適用開発事例
No.1204, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1204-28/
はじめに 本特集の主題である3Dプリンティングを含む金属積層造形(Additive Manufacturing、以後AM)技術については、性能検証を目的としたRapid Prototypingとしての活用例もある(1)が、製品に搭載する部品の製造技術として活用することを主眼に技術…Read More
溶融凝固現象の解明と欠陥発生メカニズム
No.1204, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1204-16/
はじめに 現在、付加製造法(Additive Manufacturing)による金属造形は金属粉体を用いた指向性エネルギー堆積法(Directed Energy Deposition)と粉体床溶融(Powder Bed Fusion)の2法が一般的に導入されている。DEDは大型造…Read More
コンクリート分野におけるCO2削減・有効利用技術
No.1203, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1203-34/
はじめに コンクリート分野におけるCO2排出の現状と抑制対策 土木・建築分野に関わるCO2排出量は、セメント製造時や構造物に使われている鉄筋や鋼材などの製造時におけるCO2排出までカウントすると、全産業の約1/4を占めている(1)。したがって、コンクリート分野でのCO2削減は地球…Read More
苫小牧におけるCO2分離・回収/ 貯留大規模実証事業の現況と適地調査事業の技術的考察
No.1203, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1203-22/
地球温暖化対策としてのCO2地中貯留技術 国内CO2地中貯留は安全に20万tを達成した はじめに 北海道苫小牧市におけるCCS大規模実証試験は、2012〜2017年度は経済産業省、2018年度は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事…Read More
パリ協定下におけるCCS・CCU技術の意義と課題
No.1203, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1203-06/
はじめに 気候変動問題は国内外においてその対策の重要性が増してきている。二酸化炭素回収貯留(CCS)や二酸化炭素回収有効利用(CCU)技術(本稿では両者あわせて「CCUS」技術と呼ぶこととする)は気候変動緩和においてキーとなる技術として期待が寄せられている。一方で、気候変動に関す…Read More
はじめに - 短中期的技術としてのCCS
No.1203, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1203-04/
背景 2015年12月12日、数年間にわたる議論を経て、200に近い国々が持続可能な低炭素社会の実現のための行動と投資を加速させることに合意した。このパリ協定は2016年11月4日に発効し、2018年12月にポーランド・カトヴィツェにおいて開催されたCOP24において、運営のため…Read More
微細藻類によるCO2のジェット燃料転換
No.1203, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1203-30/
バイオジェット燃料利用推進の枠組み バイオジェット燃料は、航空機運航における温室効果ガス(Greenhouse gas:以下、GHG)排出量の削減手段として期待されており、航空業界で導入推進が取組まれてきている。ICAO*1では2013年に、2020年以降のGHG排出の削減に関す…Read More
さまざまな排出源からのCO2分離回収技術
No.1203, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1203-26/
はじめに 東芝エネルギーシステムズ(株)(以下、当社)は、火力発電所や産業分野において発生する排ガスに含まれる二酸化炭素(CO2)を分離回収して地中に隔離貯留するCCS(Carbon dioxide Capture and Storage)を早期に実現し、地球温暖化抑制に寄与すべ…Read More
CCS、CCUSのレビューと技術展望 ~コスト、量的寄与、リスクの観点から~
No.1203, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1203-12/
はじめに CCS(CO2 Capture and Storage、貯留ではなく、固定化のSequestrationを用いることもある)あるいはそれにUtilizationを加えたCCUSと称される技術は、国連開発計画のSDGs(Sustainable Development Go…Read More