キーワード: 企画・特集
情報通信技術(ICT)を利用した機械要素のメンテナンス技術
No.1207, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1207-26/
はじめに ICT(Information Communication Technology)の普及により、機械やその要素とクラウドなどがつながり(1)、メンテナンス分野においてもICTを利用した未来のスマートメンテナンス技術の取り組みがなされている。ここでは、スマートメンテナンス…Read More
自動運転におけるヒューマンファクタ
No.1207, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1207-31/
自動運転におけるHMI 自動運転では、これまでドライバが行っていた認知、判断、操作をシステムが行うことから、システムの作動状況をドライバまたは乗員に知らせるとともに、ドライバのヒューマンファクタ(Human Factors)や状態をシステムに知らせるためのヒューマン・マシンインタ…Read More
大規模災害時のドローンを用いた情報通信ネットワークの臨時構築
No.1207, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1207-18/
はじめに 日本では近い将来、南海トラフで巨大地震が高い確率で発生し、その場合の経済的被害は220兆円に上り、これは国家予算の2年分以上、東日本大震災の13倍に相当すると試算されている(1)。道路、電力や情報通信を含むライフラインは壊滅的な被害を受け、多くの住民は避難場所での生活を…Read More
移動通信の未来
No.1207, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1207-10/
はじめに 現代社会において、通信は社会インフラとして生活に不可欠な存在になっている。音声などに加え、さまざまなデータが有線・無線を介してやり取りされている。最近では、2019年に一部サービス開始が予定されている第5世代移動通信方式(5G)が注目されている。本稿では、5Gの主要技術…Read More
マルチマテリアル車体における異材接合技術
No.1206, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1206-20/
自動車の軽量化動向 衝突安全性向上、電動化に伴う重量増とCO2排出削減との両立のための材料の適材適所利用 近年、地球温暖化対策を背景に、自動車の燃費規制が年々厳しくなっており、エンジン・パワートレインの効率改善や電動化とともに自動車の軽量化が求められている。一方で、衝突安全のため…Read More
衝撃圧接による異種金属の接合
No.1206, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1206-12/
はじめに 異種金属接合は、製品のマルチコンポーネント化・マルチマテリアル化に欠かせない技術である。信頼性に富む接合材を得るには、強固な金属的結合を実現したいところであるが、通常の溶融接合法や固相接合法では熱影響による材質劣化や大きな組織変化が生じるため、金属の組み合わせによっては…Read More
接着による異材接合の事例
No.1206, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1206-32/
接着の特徴と課題 接着接合は、金属、樹脂・ゴム、木材・紙、ガラス・セラミックス・石材・コンクリートなどを相互に簡単に接合できるという大きな特徴がある。しかし、接着は二つの材料の表面での分子間力による接合であり、共有結合や金属結合に比べると結合力は非常に弱く、単位面積当たりの接合強…Read More
特集に寄せて
No.1206, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1206-06/
異材接合を取巻く環境 最近、異種材料の接合が注目を集めている。この背景には多様なニーズの存在がある。例えば、自動車は燃費の向上が常に求められており、このため構造の軽量化が必須となる。比強度や比剛性の高い材料は多数存在しており、アルミ合金や炭素繊維強化プラスチック(CFRP)など…Read More
スナップフィットの設計標準化
No.1206, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1206-28/
スナップフィット 組立および分解し易さの両者を満足させる締結部品 再生資源の利用の促進、廃棄物の処理などの法律により、環境問題への対応が製品開発において必須のものとなっている。そのため、製品の設計、製造においてリユース性およびリサイクル性を考慮した新たな手法の導入が必要となってき…Read More
プラスチックと金属の直接接合
No.1206, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1206-24/
はじめに 近年、地球温暖化防止、地球環境保護および資源枯渇対策など、低炭素社会の実現に向けて、さまざまな分野において研究開発が進んでいる。特に自動車分野において、車体重量の軽量化は、低燃費化、CO2削減につながることより重要視されており、その解決策の一つとして、さまざまな軽量化部…Read More
鋼構造物のCFRP接着補修・補強
No.1206, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1206-16/
はじめに 国内外を問わず、鋼橋では、腐食や疲労などの損傷が数多く報告されている(1)。鋼構造物の腐食や疲労損傷を補修する場合、高力ボルト接合によって当て板添接補修される場合が多い(図1)。2000年以降、腐食損傷や疲労損傷した鋼部材の補修に、炭素繊維強化樹脂(CFRP)を用いた接…Read More
異種材料の摩擦接合技術
No.1206, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1206-08/
摩擦接合技術 摩擦熱を利用して接合する技術のいくつかを紹介 地球温暖化現象に端を発し、自動車などの輸送機器からのCO2排出量の低減に関する要求から、マルチマテリアル化、すなわち異種材料の接合に関する要求が急速に高まっている(1)。 異種接合と言っても、その組み合わせは多岐にわたり…Read More
多様な視点からの魅力度向上と未来への投資
No.1206, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1206-01/
2019年度(第97期) 会長 森下 信 本会は、創立120周年を迎えるに当たり、今後の活動目標となる“新生「日本機械学会」の10年ビジョン”を策定し、それに基づくアクションプランを定めました。アクションプランを実行に移してから2年が経過し、会誌・ホームページのリ…Read More
運動パターンを創り出すマテリアルと知能の設計
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-30/
機械の複雑さの壁 ロボットは、機械、電気、情報、通信の分野を中心に技術を統合して組み上げられた、メカトロニクスを基盤としたシステムである。産業分野では、そのメカトロニクス技術を用いて「精密」「確実」を追及し、さまざまな成果を挙げている。工場内での活躍だけでなく、人間と機械が共存す…Read More
「成長」する機械をめざして
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-15/
はじめに 本研究の目的は、生きている細胞を部品とするロボットを構築することで、成長するバイオソフトロボットを実現することである。機械自体が自己改変する身体的可塑性を有することが大きな特徴である。生物は、自己の運動が機械的な刺激を作り出し、それに細胞が生理学的また物理学的に応答して…Read More
自在に変形する太陽電池
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-21/
太陽電池がソフトロボットに果たす役割 ソフトアクチュエータを利用したソフトロボットのアプリケーションを駆動させる際には、大なり小なり電力が必須である。環境から電力を得る「エナジーハーベスティング」技術が近年盛んに注目を集めており、この技術とバッテリーを組合せた電力供給システムをフ…Read More
体幹の“しなやかさ”をつくる
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-12/
はじめに ソフトロボティクスは「柔軟材料に特有の機械的・電気的・化学的性質を積極的に利用したロボットシステムに関する学問分野」である(1)。生物の身体の多くの部分は柔軟材料で構成されているので、生体はソフトロボットの手本となり得るが、生物そのものを複製することは不可能である。そこ…Read More
ソフトロボットにおけるPhysical Reservoir Computing
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-28/
近年、機械学習の分野において、物理系のダイナミクスそれ自体を計算資源として活用する情報処理技術、Physical Reservoir Computing(PRC)が提案された。この手法に基づいて、やわらかい素材が変形する際の高次元で複雑なダイナミクスがきわめて高い情報処理能力を有…Read More
ソフトロボット学への産業界からの期待
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-10/
ソフトロボットの役割と期待 人とロボットの距離が近くなっている。従来のロボットは、生産性の向上や、省人化を目的とし、工場の中で人よりも大きな力で、高速で同じ作業を効率的に繰り返すなど、人がなしえない作業を実現するタイプが主流だった。そのため、安全の面などから人と隔離されて使用され…Read More
ソフトロボット学がめざすもの
No.1205, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1205-04/
有史以来、科学技術はひたすら「パワー」と「確実性」を追い求めてきたとは言えないだろうか。我々エンジニアの多くは確実かつ力強い動作を求め、頑丈な機械設計、強い材料開発、高速で確実な情報処理などを追求してきた。 しかし近年、機械・電子、材料科学、情報科学など複数の異なった分野で、「や…Read More