キーワード: 企画・特集

「学会横断テーマ」への期待

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-01/

第98期会長 川田 宏之 2020年度「学会横断テーマ」とテーマリーダー: ①少子高齢化社会を支える革新技術の提案: 佐久間一郎(東京大学) ②持続可能社会の実現に向けた技術開発と社会実装: 近久武美(北海道職業能力開発大学校) ③機械・インフラの保守・保全と信頼性強化: 井原郁…Read More

憧れのスバル360

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-23/

幼少期の思い出 車幅ぎりぎりの田んぼのあぜ道の中、コトンコトンと揺られながら、私はスバル360の助手席に乗っていて、隣には父が得意気にハンドルを握って運転している。まだ緑色の稲の葉が車体にバサバサと触れてくる。車体の床からも、轍で車輪に踏まれずに真ん中に残った雑草の草が、コソコソ…Read More

機械遺産特集号の発行に当たって

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-08/

2007年度に日本機械学会110周年記念行事の一つとして始まった機械遺産のプロジェクトも、2020年度の認定で、その数100件に達し、日本機械学会の名称が公の場に露出する機会の多くを占めるようになった。そして、他の学協会も日本機械学会を追うように続々と“〜遺産”の認定・顕彰活動を…Read More

機械遺産委員を務めて思うこと ― 包餡機の認定をはじめとして ―

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-24/

機械遺産委員を務めた9年間 機械遺産委員の在任期間を振り返る 岩手大学で開催された日本機械学会2009年度年次大会において技術と社会部門の担当委員を務めたことを切っ掛けに、2009年2月より機械遺産委員をお引き受けすることになった。その後、日本機械学会創立120周年記念事業として…Read More

先人の残したもの…遺産から未来へ

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-09/

第1号認定まで 機械遺産がついに100号に達したことは喜ばしい。現在のご関係者に敬意を表するとともに、個人的感慨をお許しいただいてこれまでの経緯に触れてみたい。 21世紀に入って間もなく、学会の筆頭副会長のころに旧知の堤一郎氏からご相談があった。機械学会として機械遺産を認定できな…Read More

機械遺産の思い出

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-25/

私が機械遺産にかかわることになったのは、ほんの偶然のタイミングの一致による。 日本機械学会では2005年に機械遺産小委員会を立ち上げた。そのミッションは機械遺産の認定システムをたちあげ、2年後に機械遺産の第一回選定候補を選ぶことにあった。 その委員会の中心的な役割を果たしていたの…Read More

二つの啓示と企業・大学研究の経験に導かれ75年

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-10/

第一の啓示 機械学会創立110年を記念して創設された機械遺産認定事業は当初10年で100件程度を採択目安とした。一昨年より前委員長の長島先生のご推挙で、理事会より社会的位置づけの検討役としての機械遺産監修委員長を拝命している私なりに、当初の目標越えを機に思うことを記す。 私は19…Read More

「機械遺産」顕彰と役割

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-11/

機械遺産設立の経緯と目的 「機械遺産」は2007年に企画、制度化されたが、実はこの機械遺産以前、すでに1997年に創立110周年記念事業の一つとして、映像・資料委員会の中の技術文化資料の保存活動小委員会(前田清志委員長)が日本各地の企業、大学、関係機関への調査を行い、2007年ま…Read More

用語“機械遺産”の誕生と第1回の「機械遺産」認定

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-12/

はじめに 2006年8月の「機械の日・機械週間」新設に続き、翌2007年8月に本会創立110周年記念の一環として開始された「機械遺産」の認定は年々知名度が高まり、多くの会員を始め市民からも関心を持たれていることは誠に喜ばしい。そして2020年8月でこの認定は第14回を迎え、その数…Read More

機械遺産と社会貢献(認定後のフォローアップ活動より)

No.1225, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1225-13/

認定機械遺産のアフターフォロー 機械遺産委員会に参画できる機会に恵まれ、個別の機械遺産候補に関するレポートを出し、またその価値をプレゼンするという年間のルーティンを繰り返していくうちに、この遺産認定制度が実に労力のかかった、また個別の認定物件に対する愛情の深い制度であると思うこと…Read More

航空機エンジンの電動化が変える未来

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-04/

航空機の電動化とは 装備品電動化と推進系電動化の違い 航空機の電動化技術には2000年代以降二つの大きな変化があった。一つは装備品の電動化、もう一つは推進系の電動化である。装備品電動化の代表例はBoeing社の787(2011年就航)であり、エンジン軸力で駆動される発電機の容量が…Read More

「航空機先進システム実用化プロジェクト」の成果と今後の取り組み

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-06/

プロジェクトの概要 航空機産業は、最先端の技術が適用される典型的な研究開発集約型の産業、かつ極めて広い裾野を有する総合産業であり、極限までの安全性・信頼性が求められ、厳しい品質管理が要求される。また今後、旅客需要は世界的に大きく伸び、今後20年で約2倍になることが想定されている(…Read More

推進電動化による技術革新旅客機の構想検討

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-10/

はじめに 航空機はさまざまなシステムから成り、また、安全性の要求が厳しく規定されている。したがって、推進電動化という革新技術を航空機に適用するに当たっては、従来のシステムおよびその安全性と整合を取る必要があり、推進電動化を組み込んだ新しいシステムの安全性を十分に確保する必要がある…Read More

航空機電動化向け電力変換・配電技術

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-14/

はじめに 航空機が排出するCO2を削減するために抜本的な対策が求められている。ICAOでは、CO2排出量を2050年に2005年比で半減する目標を掲げており(1)、コロナ危機後もその目標を堅持している。既存技術の改良だけではこの目標を達成することは困難なため、新たな技術の一つとし…Read More

電動航空機用モータ開発

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-18/

クルマの技術を空へ 電動化は自動車だけでなく、空でもトレンド 昨今、自動車と同様に航空機においても環境/快適性向上を目指し、電動化の検討が進められている。その中でも特に注目されているのが電動垂直離着陸機(eVTOL: Electric Vertical Take-off and …Read More

大型電動ハイブリッドドローンK-STORKの開発

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-22/

はじめに 山間部での中量物資輸送を目指して 超小型化かつ安価な電子部品が出現し、2010年に発売された一般消費者向け空撮用ドローン「AR Drone」を先駆けとして、ドローンは急速に発展した。そして、バッテリー性能の向上に伴い機体の大型化が可能となり、2016年には世界初の有人ド…Read More

ロケットエンジンターボポンプの電動化

No.1224, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1224-26/

ターボポンプの電動化とは 電動ポンプのシステム構成 ロケットエンジン、そして電動化と文字を並べてみると何を想像するだろうか? 大型人工衛星または国際宇宙ステーションへ物資を輸送するHⅡ-AまたはBなどの液体推進剤ロケットは、多くの電気系が組まれている。固体推進剤を持つイプシロンロ…Read More