キーワード: 企画・特集
ものづくりを取り巻く環境とデジタルツイン活用の議論
No.1231, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1231-04/
はじめに 少子高齢化への対策、持続可能・循環型社会の実現など待ったなしの構造転換の必要性が世に叫ばれて久しい。加えて昨今は、新型コロナウイルスの蔓延が世の中のあり方をいとも簡単に覆したことを背景として、DXの浸透やリスク管理などに見られる価値観の転換も進みつつある。 上述の外的要…Read More
デジタルツインの捉え方ー シミュレーションからデジタルツインへ ー
No.1231, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1231-06/
はじめに デジタル革新技術の一つにデジタルツインが挙げられる。デジタルツインとは、フィジカル空間(現実の世界)の実像とサイバー空間(計算機内の世界)の虚像が“双子”の関係にあることを意味し、現実の世界で生じる現象を計算機内の世界で再現することを指す。これまでのシミュレーションとの…Read More
加工におけるCAEとAIの使いこなし
No.1231, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1231-10/
はじめに ものづくりにおけるデジタルツインでは、実空間(物理空間)と計算機内の仮想空間との同時運用により、作業や工程の改善や効率化が期待されている。これまでの製造現場では、試し加工を通じてプロセスの最適化、または、加工仕様を満足し得る作業や工程が検討されてきた。このようなものづく…Read More
計測とデジタルツインの関係から探る将来像
No.1231, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1231-14/
はじめに デジタルツインと計測とは切っても切れない関係にある。これは、デジタルツインが単なるシミュレーションとは異なり、現実との同期をその要件とするからである。デジタルツインにおいては、モデルを用いたシミュレーションと計測がお互いの欠点を補うことで、現象の詳細な理解やその制御を可…Read More
工作機械におけるデジタルツインの活用
No.1231, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1231-18/
はじめに コロナ禍で予測が困難な事業環境の変化によって顧客ニーズも激しく変化する時代となり、多品種少量品を大量生産並みの生産性で製造するマスカスタマイゼーションの要求がよりいっそう高まっている。加えてコロナ禍におけるものづくりの現場では、引退する熟練作業者の増加や、感染リスクの低…Read More
FA-IT統合ソリューションによる工作機械デジタルツインの実現
No.1231, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1231-22/
はじめに デジタルツインは、アメリカの国防高等研究計画局(DARPA)で提唱され、航空宇宙局(NASA)が将来展望に掲げて以来、航空宇宙以外の分野でも広く認知されるようになった(1)。 デジタルツインの肝は、デジタル(バーチャル/サイバー)空間上に現実と“全く同じ”モノを構築する…Read More
機上計測による「アジャイルマニュファクチャリング」
No.1231, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1231-26/
はじめに 工作機械による切削加工の加工精度は飛躍的に向上してきている。各部品の精度はもとより機械を制御するソフトウェアのめまぐるしい進歩も、加工精度の向上に貢献している。 昨今話題になることが多いデジタルツインの活用がIoT化やCPS(サイバーフィジカルシステム)の展開と相まって…Read More
人と設備に依存しない安定加工を実現する加工デジタルレシピ
No.1231, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1231-30/
はじめに 近年、アメリカ合衆国と中華人民共和国での貿易摩擦や自国ファースト主義による保護貿易策やブロック経済への移行、イギリスのEU離脱や東南アジアの政治・経済不安定などの地政学リスクが高まっている。さらに、昨今のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響により、効率的な…Read More
ネットスーパー事業におけるロッカーを活用した新しいサービスモデル
No.1230, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1230-22/
SPACERとは スマートフォンを利用して鍵の開閉・共有ができるロッカー 当社は、スマホを持っている誰もがロッカーの鍵を開け閉めでき、またメールやメッセージなどで簡単に鍵を他の人と共有ができる受け渡しロッカー『SPACER』(図1)を展開している。『SPACER』は筐体自体に通信…Read More
サプライチェーンの最適化とリテールの未来像
No.1230, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1230-24/
アパレルにおける情報活用 サプライチェーンの最適化を支える電子タグ 近年のアパレル業界では製造・物流・販売のすべてを一社でまかなうSPA(Speciality store retailer of Private label Apparel)と呼ばれる製造小売業(海外であればGAP…Read More
多様な主体がつながる諸力融合のまちづくり
No.1230, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1230-27/
はじめに 日野市(市長:大坪 冬彦)では住民や福祉介護などの専門機関、教育機関、行政、民間企業など多様な主体の参加により、サービスの社会実装をめざす「日野リビングラボ」など官民による共創の取り組みを推進してきた(1)。 本稿ではまず、地域と協働で新たなサービスを検討・実装していく…Read More
ブロックチェーン:リテール空間における「信頼(Trust)」の実現
No.1230, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1230-32/
ブロックチェーンという世界観 ビットコインで一躍有名となったブロックチェーン技術だが、近年は、仮想通貨・暗号通貨としてのユースケースに加えて、広く産業界での活用が進んでいる。 分散台帳技術という考え方 では、ブロックチェーン技術とは何か?実は、世の中にはさまざまなブロックチェーン…Read More
リテール空間におけるロボット技術
No.1230, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1230-34/
はじめに 近年、日本において人手不足が深刻化している。小売業も例外ではなく、例えば24時間営業を行ってきたコンビニエンスストア(以下、コンビニ)は、その維持が難しくなっている。このため、省人化や省力化の手段としてロボット技術に対する期待が高まっている。中でも売り場管理(納品、陳列…Read More
サービス空間におけるIoT技術の活用
No.1230, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1230-36/
はじめに サービスを「他者の便益のために資源を適用すること」(1)と定義すると、わたしたちの経済・社会活動の多くはサービスとして捉えることができる。アパレル店における接客から、飲食店での調理、生産設備のメンテナンス、それから工場における組立、畑の耕作に至るまで、これらの行為はすべ…Read More
特集によせて サステナブルデザインとサービス設計
No.1230, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1230-08/
はじめに リテールとは、一般的に個人の消費者に向けた小売りと定義されている。 急速に変化しているリテール業界では、省人・省力・省スペース化に加えて、環境配慮、物流、トレーサビリティなど多くの課題が見えてきている。また、これらの課題と連動するように業界のプレーヤーも多種多様化し、複…Read More
<総論>多様化するリテールとサービスの共創
No.1230, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1230-12/
はじめに 本特集は「多様化するリテールとサービスの共創」と題して企画されたが、このタイトルには二つの意味が込められている。一つはまえがきにて古山氏がその重要性を指摘している「社会において急速に多様化しているリテール」の持続性を向上させるために「サービスの共創」がどのような役割を果…Read More
多様化するコンビニエンスストア業界の現状
No.1230, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1230-16/
利便性究めるコンビニエンスストア 生活に不可欠な買物インフラへと成長 スマートフォンの普及、それに伴うネット通販利用の拡大。電子マネーやポイントなどの電子決済手段の多様化。人口減少や少子高齢化、地方の過疎化。そして政府主導のポイント還元策やCOVID-19の感染拡大に伴う外出自粛…Read More
リビングラボ:サービス共創のための場
No.1230, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1230-20/
高度化・複雑化するサービスと社会 経済・産業のサービス化(Servitization)(1)という言葉が使われ出してから、もう10年以上が経とうとしている。その間、ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)関連技術は、とてつもない勢いで進化しており、それに伴い、世の中にあるサービス…Read More
3.11から10年、「安全」を取り巻く環境、意識はどう変わったか
No.1229, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1229-04/
はじめに 2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)から10年が経過した。死者、行方不明者、震災関連死者数を含めると22,000人にも達する大災害であった。さらに地震と津波によって外部電源、非常用電源を失った福島第一原発では1号機から3号機の炉心溶融および…Read More
福島第一原発の状況と今後の展開、さらには大量廃炉時代を迎えて
No.1229, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1229-06/
教訓としての福島第一原発事故と事故後対応 日本は今後、国内外の情勢が大きく変化する中で「2050年カーボンニュートラル」を目指していくことになる。この中では、エネルギー産業や製造業の形態が変わっていくと見られるが、これらを支える工学システムにも、経済合理性や短期的視点での安全性は…Read More