キーワード: 企画・特集

企業が期待する機械技術者のポテンシャル

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-26/

はじめに 「機械屋はつぶしがきく」は最高のほめ言葉 1986年に川崎重工業に入社して現在に至っている。当時は造船不況の真っ直中ではあったが、世の中はバブルの始まりと言われる頃であり、自動車、家電メーカーなどを中心に非製造業への就職も含めて機械系出身者の就職先はそれなりに多くあった…Read More

エレベーターのメンテナンス

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-30/

はじめに 建物が高層化する現代において、エレベーターはいわば「縦の交通手段」として、社会に必要不可欠なインフラとなっている。そのため、常に利用者が安心して利用できるよう安全性と快適な運行に加え、点検や故障による停止時間の削減(稼働率の向上)が求められている。当社では、メンテナンス…Read More

日本機械学会のこれからのあり方

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-32/

日本機械学会は1897年(明治30年)に創立された。本会が創立100周年を迎える1996年には「第二世紀将来構想」が答申され、それを受けた「第二世紀将来構想実施計画(1998年)」により現在の本会の姿が形づけられた。創立120周年を迎えた2016年には、その後の10年間を見据えた…Read More

座談会 ”機械屋は俯瞰力を磨け!”

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-02/

機械系学生の就職状況は堅調であり、産業界における機械系技術者へのニーズは今後も高いといわれる。しかし、産業界で求められている機械技術および機械技術者像は必ずしも明確とはいえない。今後、機械系の研究者、技術者が自身の仕事に誇りを持ち、自信をもって若い世代に機械系技術の習得・進学を薦…Read More

次世代CPS開発における機械工学

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-08/

はじめに デジタル技術とデータを基軸とし、従来の産業の姿が大きく変わろうとする第4次産業革命の動きが広がりを見せている。自動運転・自律制御、ロボットやドローン、AIやサイバーフィジカルシステム(CPS)が続々と「社会に実装」され、データが資源化されることで、デジタルによるビジネス…Read More

機械工学発イノベーション事例 マッスルスーツ®の可能性

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-12/

世界で一番売れているExoskeleton?! 産業ロボットの製品化と外骨格 Exoskeleton(外骨格)は、装着型パワーアシスト装置の一般名称で、産業用ロボットが製品化された1960年代から開発が始まった(1)(2)。Hardimanはコーネル大学とGEの共同開発で、油圧を…Read More

システムズエンジニアリングの中での機械工学

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-16/

潰しが効く機械工学 機械工学者が他の分野に適応する 筆者が学生の時代に、機械工学出身者は「潰しが効く」と言われていることを耳にすることが多かった。広辞苑によれば、『(地金にしても役に立つ意から)現在の職業・仕事を離れた場合、他の職業・仕事に十分に適応し得る。』ということである。こ…Read More

工学リテラシーとしての機械工学

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-20/

はじめに 昨今、細分化された専門分野に偏らず、分野横断的な教育を行い、いわゆるスペシャリストではなくジェネラリストを養成することに重きを置く傾向がある。また、少子化にともない、さまざまな大学で学科組織の再編などが進んでおり、中には1学部1学科として、いわゆる総合的なカリキュラムを…Read More

米国での機械工学技術の展望:教育、雇用および市場について

No.1238, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1238-24/

この原稿を執筆している2021年11月現在、米国株価はパンデミックによる一時の落ち込みを補って余りある成長を続けている。パンデミックからの回復に伴う労働力不足をはじめ、ガソリン価格の高騰、店頭での物品不足など諸問題が顕著になってきているほどである。 長期の見通しを語る上で、202…Read More

「大型機械構造物の安全化の過去・現在・将来」特集によせて

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-04/

はじめに 本特集は、日本機械学会2020年度年次大会〔2020年9月13日(日)~16日(水)、オンライン開催〕において、日本機械学会と日本クレーン協会の共同で開催した、公開先端技術フォーラム「大型機械構造物の安全化の過去・現在・将来」〔9月16日(水)13:00~17:15〕に…Read More

クレーン設計における限界状態設計法の現状

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-08/

はじめに 旧来の鋼構造物の強度設計方法は初等力学および構造物の破損経験を基にした設計方法であった。構造物の安定性や信頼性に関する種々の理論的な研究がなされるようになり、1973年に国際規格であるISO 2394, General principles on reliability…Read More

クレーン等の構造部分に使用される材料の現状

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-12/

緒言 日本国内では、強制規格であるクレーン構造規格などに基づいて、クレーン等を設計および製造しなければならない。また、クレーン等の構造部分には、各構造規格の第1条に定められている以外の材料は使用できない。 構造規格では、「日本産業規格(以下「JIS」という)に適合した鋼材又はこれ…Read More

天井クレーン操作器の操舵と駆動を分離し安全搬送を実現

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-16/

現在の天井クレーンのペンダント式操作器 現在、世界中の天井クレーンの移動を操作するペンダント式操作器の多くは、図1に示すような、上・下・東・西・南・北の6方向に対応するボタンを押す方式を採用している。この方式の場合、クレーンの運転者はまず、吊り荷を動かしたい方向を確認し、天井や壁…Read More

機能安全導入から20年、そして展望

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-20/

機能安全認証の登場 2000年以降、日本の認証業界に黒船がやって来た 認証業界にとって2000年当初「機能安全認証」は、メーカ同様に我々認証機関にとっても黒船のような存在感があった。何故なら、まず規格そのものを誰も読んだこともなければ、これまでハードウェア評価試験一辺倒であった認…Read More

ワイヤロープの疲労試験と有限要素解析

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-24/

はじめに ワイヤロープは、直径約1 mm前後の金属の素線が撚り合わされて作られている。撚り方などで多くの種類が存在しており、基本的な構造は図1のように素線を撚り合わせてストランドと呼ばれる細いロープを作り、さらにストランド同士を撚り合わせることでワイヤロープとなる。 ワイヤロープ…Read More

移動式クレーンのダイナミクスにおける課題とシミュレーションの応用

No.1237, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1237-28/

はじめに 移動式クレーンは建築、土木工事のほか多くの用途に使われているが、近年工期短縮のため吊り荷が大型化・長尺化する傾向にあり、これに対応するために吊り上げ能力の向上が求められる。一方、クレーンを大型車両に積載して輸送する上での輸送性を確保するため、機械の小型化、軽量化も要求さ…Read More

衣服設計の仮想化と衣環境の推定

No.1236, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1236-32/

はじめに 衣服の美しさや着心地は型紙の形状により大きく左右される。従来の衣服設計においては、型紙を基に仮縫い・試着・修正を繰り返すことで、身体への適合性が高く、着心地の良い衣服が作られてきたが、この工程は時間とコストを要することから、近年では衣服設計の仮想化が試みられている。 ま…Read More

アパレルとCAD技術

No.1236, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1236-34/

アパレルの設計方法(1) 立体裁断法(立体から平面へ)と平面作図法(平面から立体へ) 衣服(clothing, clothes, garment)は人間の身体の体幹部を覆うものをいい、アパレル(apparel)は大量生産による既製服を指し、衣服と同様の意味としても使われる。衣服は…Read More

エレクトロスピニング法によるナノファイバーの世界

No.1236, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1236-36/

はじめに ナノテクノロジーとは、原子や分子の配列をナノスケール(10-9 m)で自在に制御することにより、望みの性質を持つ材料、望みの機能を発現するデバイスを実現し、産業に活かす技術のことである。ナノテクノロジーは素材やIT、バイオなど広範な産業の基盤に関わるものであり、21世紀…Read More

夢を紡ぎ未来を織りなす機械と繊維

No.1236, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1236-04/

日本機械学会と繊維 Homo faberとしての人間にとって「機械」はシンボリックで重要な存在である。日本機械学会は8月7日(旧暦の七夕の日)を「機械の日」と制定し、学会120周年のスローガンを“夢を形へ紡ぐ”と設定している。さまざまな機械がある中で、「機械の日」や学会のスローガ…Read More