キーワード: 企画・特集

食の未来

No.1273, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1273-04/

はじめに 食料は人間が存在するためには無くてはならないものである。これまで人類は食料不足の恐怖を幾度となく経験しており、今日でも食料の安定供給は世界の重要課題である。かつて日本においても、江戸時代の三大飢饉ききんとして「天明の大飢饉」、「享保の大飢饉」そして「天保の大飢饉」がよく…Read More

農作業の自動化・ロボット化

No.1273, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1273-07/

農作業の自動化・ロボット化技術開発 海外でも農作業の機械化や自動化が行われているが、日本の農業従事者は他国に先駆けて超高齢化し、人手不足も甚だしい。このため、大幅な軽労化・省力化が求められ、野菜(キャベツ・タマネギ)や果実(リンゴ・ナシ・ヨウナシ)の自動収穫、運搬車・フォークリフ…Read More

食品産業におけるAI/ ロボットによる自動化と課題惣菜調理補助、盛り付けなどの活用事例

No.1273, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1273-11/

はじめに 日本では、少子高齢化による深刻な労働力不足が問題となっている。特に食品加工業では、深夜帯での単純作業や、低温、高温多湿といった環境下での労働集約的な作業が多く、若年層の労働力確保がいっそう難しい状況にある。そのため、労働力不足を理由に廃業を余儀なくされる工場や、生産需要…Read More

イチゴ自動収穫ロボット「ロボつみ®」の現在と展望について

No.1273, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1273-14/

はじめに 当社は、2008年に創業した工場と農業の自動化を推進する企業である。工場生産設備や物流設備などの自動化に関わる電気回路設計から制御ソフトウエア開発を主な事業としている。実家が福岡県でイチゴ農家をしていることもあり、創業時より農業の自動化に取り組み、自動潅水システム、局所…Read More

月面農場の実現に向けた取組み

No.1273, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1273-18/

現在有人宇宙開発において、これまでの国際宇宙ステーション(ISS)を拠点とした活動から月や火星などより遠方へと活動圏を広げようとしている。これにより本格的な深宇宙探査が行われることになるが、それを実現するための宇宙における食料生産は、持続可能な深宇宙探査を支える重要な技術として位…Read More

現場・働き方を変える建設機械の遠隔化

No.1272, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1272-12/

建設現場を取り巻く環境と三つの課題 遠隔重機による現場・働き方変革への期待 現在の日本では、少子高齢化に伴う労働力不足が課題となっていることは、誰もが知るところであろう。建設業においてはその傾向が顕著である一方、インフラ維持や大規模災害への備え、復旧など建設業の需要は高い水準を保…Read More

クレーン作業のテレワーク~建設現場の安全安心と省人化を実現する移動式クレーンの遠隔地操作~

No.1272, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1272-16/

はじめに (株)タダノは図1に示すような移動式クレーンの製造販売を行っている。移動式クレーンは都市部の建設現場や山間部のダム、ある時には災害現場など、さまざまな現場で使用されている(図2)。移動式クレーンの特徴としては、車両としての側面と荷を移動させる建設機械としての側面を合わせ…Read More

油圧ショベルの自律運転

No.1272, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1272-20/

はじめに 建設業においては、生産労働人口の減少や熟練技能者の高齢化を背景として、省人化による生産性の向上が課題となっている。その解決策のひとつとして、自律型建設機械の開発に期待が寄せられている(1)。 自律型建設機械には、それまでオペレータが担ってきた、周囲の状況の認識、状況に応…Read More

NEDO 事業水素燃料電池ショベル開発

No.1272, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1272-23/

はじめに 国が掲げるグリーン成長戦略の中で建設施工分野も2050年カーボンニュートラルに向けた取組みが示されている。建設施工分野においては、動力源を抜本的に見直した革新的建設機械(電動、水素、バイオなど)の認定制度を創設し、導入・普及を促進し、2050年頃には国交省直轄事業におけ…Read More

月面建設機械プロジェクト

No.1272, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1272-27/

はじめに 本プロジェクトは、「宇宙開発利用加速化戦略プログラム」(スターダストプログラム)の一環として、2021年7月に選定された「宇宙無人建設革新技術開発」(国交省主担当、文科省連携)の公募に応募し、選定を受けたことから始まった。初年度はフィージビリティスタディとして「月面建設…Read More

建設機械と機械施工の最新動向

No.1272, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1272-04/

はじめに 建設機械の普及と協会の設立 今般の機械学会誌に建設機械の特集が企画されるにあたり、まず本協会について紹介する(1)。 第二次大戦後の我が国における復興を実現するためには、建設施工を機械化し、生産性を増大させ、限りある費用で膨大な事業を推進することが必要であった。 しかし…Read More

建設現場のDX 実現に向けて~ Smart Construction® の深化~

No.1272, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1272-08/

はじめに 建設産業は、国民生活や経済活動の基盤となるインフラの整備・維持管理を持続的に行い、災害復旧、防災・減災など「地域の守り手」としても極めて重要な役割を担っている。しかしながら、建設業就業者数は近年、横ばいで推移しているものの、担い手の高齢化が進んでおり、建設産業は、将来的…Read More

豪雨の予測精度向上を目指して大気を測る

No.1271, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1271-04/

はじめに 毎年のように豪雨が発生し、土砂災害や洪水を引き起こすことから、豪雨の予測精度向上が望まれている。ここでは、気象研究所において豪雨の予測精度向上のためにどのような観測に取り組んできたのか、数値予測を組み合わせてどのような予測手法が考えられるかを述べる。 まず、天気予報ので…Read More

気象モデルWRFの構造

No.1271, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1271-10/

気象モデル 気象は、空気の対流による雲の発生とそれに伴う降水や低気圧や高気圧の発生・発達などの大気中の諸現象、およびそれらに関連する気圧、気温、湿度、風速、降水量、日射量といった要素(気象要素)の変化を指す。気象モデルは、物理法則(運動方程式、質量保存、エネルギー保存、状態方程式…Read More

天気予報の作り方

No.1271, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1271-14/

天気予報の種類 天気予報というと、図1に示すような今日や明日の天気を想像することが多いだろう。 図1 天気予報の例(tenki.jp) 〔出典〕日本気象協会 tenki.jp「今日・明日の天気」(https://tenki.jp/forecast/3/16/4410/13101/…Read More

観測による集中豪雨の予測

No.1271, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1271-21/

はじめに 近年の地球温暖化の進行に伴い、従来に比して豪雨などの大気現象が研究者のみならず、社会的にも関心が高くなっている。実際、気象庁統計(1)によると(図1)、最近数十年の50mm/hを超えるような豪雨の発生件数は増加傾向を示しており、こうした豪雨に伴う事故や被害に関しても毎年…Read More

気象モデルによる集中豪雨の再現

No.1271, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1271-24/

集中豪雨を気象モデルで再現するということ 集中豪雨のような局地的な現象を気象モデルで再現することの難しさはどこにあるのか? 集中豪雨とは、積乱雲が同じような場所で繰り返し発生・発達することで、全体として数10km~数100km程度の範囲で降水域が広がり、数100mmにも及ぶ大雨が…Read More

機械学習による局所風速予測

No.1271, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1271-28/

はじめに 詳細数値シミュレーションの課題 数値シミュレーション手法および計算機の飛躍的な進歩により、複雑地形や建物などを詳細に再現した数値シミュレーションが実施できるようになってきた(1)。しかしながら、気象場を考慮した局所地点における実際の風を予測するためには、数km以上のオー…Read More

民間航空機産業の成長と展望

No.1270, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1270-06/

はじめに 世界および日本の航空機産業は、コロナ禍によって前例のない規模での悪影響を受けた。同時多発テロ(2001年)やSARS(2003年)による航空機需要の一時的な落ち込みがあってもすぐに需要は回復し、成長曲線に乗るというのが従来の実績であるが、コロナ禍は影響の大きさおよび期間…Read More

川崎重工業における民間航空機事業の取組み

No.1270, https://www.jsme.or.jp/kaisi/1270-10/

はじめに 当社グループでは、創業後100年以上に渡り、陸海空の輸送製品群を幅広い顧客に提供する事業を展開してきた。例えば、オートバイや鉄道車両、船舶、防衛省向け製品など最終製品を顧客に直接提供する完成品ビジネスから、航空機の機体やエンジンの重要部品をOEMメーカーに部品供給するビ…Read More