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鉄道車両で採用しているアンチローリング装置は,軌道狂いや曲線を高速で走行する際の遠心力などが原因で生ずる車体のローリング振動を抑制して乗心地を改善するものである.まくらばねに並列にねじり棒ばね(トーションバー)を用い,そのねじり剛性を利用した例が多い.すなわち,ねじり腕を両端に取付けたねじり棒を台車枠などから軸受で水平に支持し,車体がロールすると車体やまくらはりの上下動がリンク機構で左右のねじり腕に伝わり,ねじり棒をねじり,反力でロールを抑制する構造のものが一般的である.