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ペトリが1962年に提案した離散事象システムの記述モデル.事象駆動型のシステムにおいて,非同期・並行な事象と,それを導く状態との関係を表現する.ペトリネットは,四つの構造要素,すなわちプレースP,トランジションT,入力関係I,出力関係Oの組み(PTIO)と,マーキングMから構成される.図において,プレースp1とp2からトランジションt1に入力があり,また出力がp3に与えられるとき,マーキングを表すトークン(黒丸)がp1,p2にあるとt1が発火し,トークンが一つとなってp3に移動する.