システムの故障率の時間的変化をグラフ化すると中央部が下がったバスタブ曲線となるが,その中央部の一定値となった区間における故障のこと.偶発的な原因による故障であり,この区間の故障率をCFR(constant failure rate)という.これに対して,システムの使用開始時に発生し,次第に減少していく故障を初期故障という.これは使用開始時までに除かれなかった欠陥によって発生する故障である.なお突発(偶発)故障期の後には,故障率の次第に増加する区間が来るが,これが摩耗故障期であり,そこにおける故障は摩耗故障と呼ばれる.