軸受に内部荷重をあらかじめ加えること．転がり軸受では剛性を高め，軸受すきまを殺し，軸振れを防ぐのが目的で，定圧予圧は一対の軸受の間にコイルばねまたは皿ばねを挿入し，定位置予圧は間座またはシムによる変位でアキシアル荷重を加える．工作機械主軸の薄肉円筒ころ軸受では，はめあいで内輪を膨張させ，軸受すきまを負にしてラジアル荷重を加える．流体潤滑された滑り軸受では無負荷時の剛性と安定性を高めるのが目的．多円弧軸受やティルティングパッド軸受では，軸受面の曲率中心を軸受中心から偏心させ，無負荷時にも流体膜に圧力を発生させる．