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潤滑油の潤滑作用は粘性が基本となるが,そのほかに基油そのものの化学成分,あるいは意識的に加えられた油性向上剤によって摩擦,摩耗が改善される性質.おもに物理吸着,化学吸着などによるマイルドな境界潤滑状態の改善をいい,極圧添加剤,固体潤滑剤などの作用は含めない.鉱油ではナフテン系はパラフィン系より油性が良く,合成油ではエステル系は良いがシリコーン系は悪い.油性向上剤としては長鎖有機化合物で末端に極性基を持つもの,すなわち脂肪酸,油脂,エステルなどがある.