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運動中に摩擦が設定状態から突然上昇し,本来の運動が阻害された状態.何らかの原因で摩擦面に潤滑油が十分補給されずに固体どうしの直接接触が生じ,その結果温度上昇が生じて激しい凝着や溶着が起こることで生じる.摩擦表面が激しい損傷を受け,ときには完全に固着してしまう.焼付きが発生する条件を焼付き限界と呼び,接触圧力pと速度Vとの積(pV値)で表す.潤滑油では油性剤や極圧剤を添加して焼付き限界を上げている.またプラスチックの無潤滑では摩耗粒子が摩擦面に逐次たい積して,運動を阻害して生じることもある.