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接触する二物体間に微小な滑り振動や接線力が繰返し作用したときに生じる表面損傷.微動摩耗やフレッチングコロージョンとも呼ばれる.表面損傷を摩耗現象からとらえるフレッチング摩耗と,部材の疲労強度からとらえるフレッチング疲労がある.軸受のはめあい部やボルト締結部などで生じる.鉄鋼材料でのフレッチング摩耗では赤色酸化摩耗粉の生成が著しい.一般には滑り振幅が100μm以下での損傷をさすが,滑りの大きさにより接触面の一部で生じる微小滑りと全面で滑る全面滑りでは損傷形態が異なる.