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歯車の代表的な損傷形態の一つ.かみあっている歯面間の潤滑油膜が破断し,双方が互いに融着し,引きはがされてできる歯面の劣化現象.歯面にしゅう動方向の条痕や激しい凹凸が生じたり,なし地状を呈するなど多くの症状が出る.歯先歯元での摩耗量が大きく,ひどくなると振動や騒音の原因となり,歯の折損にいたることもある.高速運転で歯面温度が極めて高くなったり,低速で重荷重がかかるときに生じやすい.スコーリングともいう.カム・タペット,ピストン・シリンダ,バルブなどのしゅう動面の焼付きもスカッフィングという.