条件部と結論部からなるプロダクションルールと呼ばれる知識を蓄えたルールベース,それらのルールの適用を行う推論エンジン,そして事実や推論の結果を格納するワーキングメモリからなる推論システム.1970年代にニューウエルとサイモンによって人間の問題解決モデルとして提案され,人工知能で広く用いられるようになった.ワーキングメモリ上の事実とその条件部がマッチするルールを探して,適用すべきルールが選択し,その結論部をワーキングメモリに追加するという処理を推論エンジンが繰返し,前向き推論が行われる.
→生産システム