高い屈折率のガラスの回りを低い屈折率のガラスで覆った構造の直径が数μmから数十μmのガラス繊維.中心の高い屈折率n1の部分をコアと呼び,外側の低い屈折率n2の部分をクラッドと呼ぶ.この2種類のガラスの境界での全反射作用によって光が外部に抜出るのを防止している.このほかに,屈折率を半径の二乗に比例して小さくしてレンズ作用によって光を中心に集める構造(セルフフォーカス型)もある.光ファイバを整然と並べて入力側のイメージをそのまま出力側に伝送するイメージガイド,および光信号をロスが少なく遠方に伝送することができるので,光通信用のケーブルとして使用されている.