平行光線がレンズの光軸に入射したとき,そのレンズの第2主点(図1におけるH'点)から焦点面までの光軸上の距離をいう.焦点距離の長さはフィルムに写り込む視界の範囲(画像),像の大きさに関係する.主点の定義:図2において,aから入射した光は,屈折してn,n'点を通りbに達するとすると,光軸に対してa・nとn'・bとの間には相似の角度が生じ,光軸上に求められる点ができる.この点を主点と呼び,被写体と像に対するレンズの位置を示す点となり,hを第1主点(前側主点),h'を第2主点(後側主点)といいh'より焦点までの距離が焦点距離になる.