1973年に製品化されたIBM3340磁気ディスク装置で採用された技術.従来,装置停止時には磁気ヘッドを磁気ディスク表面から離して保持するロード・アンロード方式を用いていたが,ヘッドの小型化・軽荷重化などにより,装置停止時にはヘッドとディスクが接触したまましょう動するコンタクト・スタート・ストップ方式を実現し,装置機構の簡素化と信頼性向上を達成した.さらに,磁気ヘッドを保持するスライダを円筒型から小型のテーパフラット型としたことなどにより,磁気ヘッドの浮上量を大幅に低減し,記録密度を増大させた.