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離散時間線形時不変系において,すべての特性根が0であるとき,有限時間で状態ベクトルおよび出力ベクトルは平衡状態値に達する.このような応答は離散時間系に固有なものであり,有限整定応答と呼ばれている.制御対象が線形時不変であり,かつ可制御であれば,状態フィードバックによるディジタル制御によって制御系の特性根をすべて0に指定することができる.この制御を有限整定制御という.整定時間は可制御指数に一致し,整定時間後はサンプル点間においても状態ベクトルは平衡状態にあることが知られている.