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ターボ機械の翼は、工作誤差、材料定数のばらつき、経年劣化等により、ディスク上の個々の翼の特性が僅かに異なる。このような避けられない翼の特性の変動をミスチューニングと言い、ミスチューニングにより周期対称性が喪失した系をミスチューン系と言う。ミスチューン系の強制振動においては、固有振動数(重根)の分化や振動モードの局在化などにより、全翼の特性が同一の理想的な系(チューン系)よりも共振応答が大きくなる。一方、ミスチューン系では完全な正弦波モードが形成されないため、フラッタは発生し難くなる。