目次
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制御の対象が大規模で検出端や操作端の数が多い場合や,それらが地理的に離れている場合,複数個の制御器に制御の機能を分散させる制御方式.これによってデータ処理や通信のコストを低減し,検出端や操作端の部分的な故障による影響の全体への波及を防ぐことができる.各制御器は制御対象の状態に関する部分的な情報と部分的な制御能力しか与えられていないので,制御機能の配分と各制御器の動作の協調には十分考慮を払う必要がある.理論的にはすでに古い分野であるが,未解決な問題も少なくない.