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一巡伝達関数G(s)において,s=jωと置換えて得られるものを,周波数伝達関数G(jω)という.このG(jω)は複素量であるので,実数部と虚数部とでG(jω)=A(ω)+jB(ω)と表記することができる.実数部を横軸,虚数部を縦軸にとった直角座標上では,G(jω)はベクトルとして表すことができる.ωを0から∞まで変化させると,このベクトルの先端は連続した軌跡を描く.この軌跡はナイキスト線図と呼ばれ,フィードバック制御系の安定判別に用いられる.