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振動試験を行い，入力と応答を測定し，信号処理によって周波数応答関数を実験的に求め，それをもとにして実験同定により対象系の動特性をモード特性の形で抽出する一連の作業の総称である．実験モード解析の一部として行う振動試験をモード試験と呼ぶ．実験モード解析における信号処理の主体は高速フーリエ変換と統計処理によって行われる．実験同定では，モード解析の理論に基づいて，振動試験で得られた周波数応答関数の中から実験誤差を除去し，理論周波数応答関数が実験曲線に適合するようにモード特性を決める．
