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集中定数系や分布定数系の振動系において,いわゆる固有値問題を解いたとき得られるものは,集中定数系に対して固有値と固有ベクトル,分布定数系に対して固有値と固有関数である.これらの固有値の平方根は固有振動数と呼ばれる.この固有振動数を小さい順に並べたとき,最小の固有振動数を基本振動数と呼び,このときの振動を基本振動という.分布定数系では高次振動数は基本振動数の整数倍となっており,基本振動のことを基本調波そして高次振動のことを高調波ともいう.多くの実際の振動問題において,基本振動がもっとも重要な振動であることはいうまでもない.