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物体を微小部分に分け,その微小部分の質量をdmとするとき,ある直線からその部分までの距離rの二乗とdmを掛け,それをすべての部分について加え合せたものを,その直線まわりの慣性モーメントという.慣性モーメントIは,質点系では\(I = \sum\limits_i {{m_i}{r_i}^2} \)(miは各質点の質量,riはその質点から直線までの距離),剛体では\(I = \int {{r^2}dm} \)で与えられる.慣性モーメントは,直線運動における質量のように,剛体の回転運動における慣性の大小を示すものである.