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外乱に対して出力を一定に保持しようとする原子炉に内在している性質のこと.負の反応度フィードバック特性を持つ原子炉は自己制御性を有している.例えば原子炉の出力が増加すると,燃料温度が上昇し,続いて冷却材の温度も上昇する.これらの温度の上昇はドップラー効果の増大による中性子吸収の増加や熱膨張による燃料や冷却材の密度低下をもたらし,反応度を低下させ,外から操作を加えなくても核分裂数(出力)が低下する.これを自己制御性という.