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軽水炉では負の反応温度係数を持ち,特にBWRでは大きな負のボイド係数を持つので,出力上昇に伴う負の反応度効果により,出力上昇が自動的に抑制される.この特性を固有安全性といい,さらに異常発生時に原子炉停止と崩壊熱除去の機能がすべて,非常炉心冷却系のような動的機器の作動によらず,自然循環のような自然の法則により機能する静的機器によりなされるよう工夫された原子炉をいう.すなわち,固有安全性と静的機器による原子炉停止と崩壊熱除去が保証された原子炉である.