熱源として化石燃料の燃焼熱を用い,作動流体として①水,②燃焼ガス,または③燃焼ガスと水を用いる,熱サイクルの膨脹部であり,回転動力で発電機を駆動する.以下,①のうち再熱再生サイクルによる電力事業用蒸気タービンの国内実績を記す.(a)形式,最大定格出力,回転数.串形:700MW,低圧4分流,3600rpm.並列形:1000MW,低圧4分流,3000/1500および3600/1800rpm.(b)主蒸気圧力.最高31,標準24.2MPa.(c)主/再熱蒸気温度.1958年以後最高566℃に停滞したが1992年以来世界に先駆け600℃級を標準化→USC.(d)タービン室ネット熱効率.最新鋭機は48%を上廻る(最新フローパターン設計と再熱による内部効率向上.大出力化効果.蒸気条件改善によるサイクル効率向上)