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エンジン点火用の放電火花は容量放電成分と誘導放電成分とを含むため合成火花と呼ばれる.放電初期の容量放電では,短時間に大電流を流すことにより,プラグの火花間げきにプラズマ状の電流路をつくり,この周辺の混合気が燃焼を開始して火炎核を生じる.容量放電に続く誘導放電は,プラズマの電流を持続させて温度低下を抑え,火炎核をシリンダ全体の燃焼へ成長させる役割を持つ.エンジンの確実な点火には,合成火花の成分がそれぞれ火炎核の発生と成長に必要なエネルギーを持つ必要がある.