目次
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固体壁付近に火炎がある場合にみられる,火炎と固体壁の間の何も見えない領域.この領域ができるのは,固体壁から離れた火炎における燃焼反応により発生する熱が固体壁付近の混合気に伝わってくるが,その熱の多くが固体壁に流れてしまい,そこでの混合気の温度が燃焼反応を維持できるほど高くならないためである.このことは,この領域が化学種や温度の拡散による影響の著しい部分にあたることを示している.容易に推定できることではあるが,この領域は,燃焼速度や熱伝導率の増大とともに狭くなる.