分子が会合して何らかの作用を及ぼし合うとき,その作用の有効な空間領域の会合速度に垂直方向の面積のことをいう.会合前後での分子系の状態をφi, φfとし,分子がこの垂直面積S~S+dSにあってφi→φfになる確率をP(φi→φf)とすると,φi→φfの衝突断面積\({S_0}\left( {{\phi _i} \to {\phi _f}} \right)\)は\[{S_0}\left( {{\phi _i} \to {\phi _f}} \right) = \int_0^\infty {P\left( {{\phi _i} \to {\phi _f}} \right)} dS\]と定義される.