目次
計算力学 バイオエンジニアリング 環境工学 産業・化学機械と安全 宇宙工学 技術と社会 材料力学 機械材料・材料加工 流体工学・流体機械 熱工学 エンジンシステム 動力エネルギーシステム 機械力学・計測制御 ロボティクス・メカトロニクス 情報・知能・精密機械 機素潤滑設計 設計工学・システム 生産加工・工作機械 FA(ファクトリーオートメーション) 交通・物流 マイクロ・ナノ 編集委員・執筆者 ~~DISCUSSION:off~~
静止および流動している混合流体中の濃度が均一でないときには,濃度を一様分布に近づける変化がおこる.この物質移動を分子拡散という.これは分子の自由運動にもとづくものであって,フィックの拡散法則であらわされる.したがって,高温になるほど分子運動が活発になる気体の拡散では,拡散量や拡散係数も温度とともに増大する.温度こう配のある場所では拡散し合う分子の温度が異なるため,熱拡散の影響があらわれるが,一般に小さいので無視することができる.