目次
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固体(壁)に沿う流れは,粘性せん断力の作用により運動量を減じ,固体(壁)表面近傍において減速される.その際,固体(壁)表面から流体に働く粘性せん断力を表面摩擦(力)という.この表面摩擦力は,層流においてはランダムな分子運動,乱流においてはランダムな流体塊の運動による運動量拡散(混合)に起因する.この粘性摩擦に基づく現象は不可逆であり,熱の伝達とともにエネルギーの質的低下の原因となる.また運動量と熱の拡散は,プラントル数で関連づけられるとの観点から,表面摩擦と熱伝達にはアナロジーが成り立つ.