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水溶液が凍結する際の温度と溶質濃度の関係で,一般には凝固点降下の曲線として知られる.状態図上での液相線であり,固相線は存在しない.すなわち,水溶液は固相では固溶体を形成せず,液相線以下の温度では氷結晶と濃縮された水溶液が共存し,共晶点以下の温度で含氷晶となる.食品や生体組織の凍結では,細胞のこう質的損傷や機械的損傷と関係して,このような水溶液の挙動が重要である.