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固体表面上での蒸気の凝縮において,凝縮液が表面をぬらさない場合には,凝縮液は大小の液滴の形で面上に付着する.このような形態を滴状凝縮という.滴状凝縮においては,極めて高い熱伝達率が得られる.例えば,1気圧の水蒸気の場合,熱伝達率は約200kW/(m2・K)に達し,同一条件での膜状凝縮の場合の約20倍である.しかし,通常の金属凝縮面上で永続的に安定な滴状凝縮を実現しうるような表面処理技術が未開発であるため,現在の復水器その他の凝縮装置は,膜状凝縮を前提として設計されている.