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気液二相流で液相流量が大きい場合には,気体スラグはゆがんだ形状となり,液体スラグ中に多数の中小気泡を含んだ状態になる.この状態をチャーン流またはフロス流,セミアニュラ流などと呼ぶ.チャーンとは本来「激しくかくはんする」ことを意味するように,この流れでは一般に主流方向の流体の密度変化が大きいため,流れは大きく脈動している.特に,流路断面が大きい場合ほどこの流れの脈動は激しく,カクテルシェーカを振ったときのような流れになる.