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熱エネルギーを貯蔵する蓄熱装置に用いられる材料.蓄熱体ともいう.蓄熱の方法としては,顕熱を利用する方法,潜熱を利用する方法,化学反応熱を利用する方法がある.ビルなどの一般空調用では温水または冷水が,各種工場などで高温を利用する場合には蒸気が,顕熱利用の蓄熱材として用いられる.固体の顕熱蓄熱材としては砂利や砕石などが利用されるが,1000℃以上の高温域では耐火れんがなどが利用される.潜熱蓄熱材としては無機水和塩,パラフィンなどの有機物,氷などが利用される.高温利用の場合の蓄熱材としては溶融塩が検討されている.