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二物体が接触している場合,それら二物体の境界面を接触面という.接触に関与する表面という意味から,物体表面の接触している部分だけでなく,その部分を含む表面全体を示す場合もある.また,特に摩擦や摩耗の現象を取扱うために物体表面の微視的な凹凸を考慮する場合には,微視的に接触している部分を真実接触面,巨視的に接触している部分をみかけの接触面として区別することがある.真実の接触面積は,見かけの接触面積よりもかなり小さい.しかし通常接触面に生ずる応力あるいは接触面を通過する熱量を求める場合,見かけの接触面積を前提とする.